裏道 | ナノ


ゆめぽい




とりあえずリハビリを兼ねて友人リクエストの夢もどきでも。

※男主でござい






1.ニッキーんとこの居候が増えた




「……はっ!?」
「起きたかYo」
「…えっ、えっ、ここどk」
「ここは俺んち、お前が倒れてたから仕方なく持って帰った。感謝しろ」
「…ア、アリガトウゴザイマス…(ビクビク」
「あ?怯えてんじゃねーよぅ。つうか名前教えろ名前」
「…坂下、和…ですはい(ビクビク」
「ふーん…まぁ、お前あんなとこで野垂れ死にしそうだったんだから家ねぇんだろ」
「えっ、いやそんな事は」
「あ、俺は丹月優哉な。ニッキーて呼べ」
「丹月さ」
「ニッキーて呼べ」
「でも、初対面かつ(一応)助けてくれた人をあだ名で呼ぶなんt」
「 呼 べ 」
「ハイ…」


バターン!


「ひぃぃっ!」
「起きたか!飯を持ってきたぞ!」
「うるせーんだよぅ…静かに持って来いって何度言えば分かんだ」
「緊急事態なのだから仕方あるまい」
「いや作れっつったけど緊急じゃねぇし」
「そんな事より」
「ひっ(こっち見た!」
「食べろ!話はそれからだ!」
「うわあああすみませんすみませんすぐ出…あれ?」
「何をそんなに怯えている。私は食べろと言ったのだ」
「えっ、食べていいんですか?」
「聞けば飢え死にしそうだったようだからな。昨日の夕食のあり合わせで悪いが」
「…い、ただきます…」
「それでいい!」



「ご馳走様でしたー…美味しかった…」
「うむ、作った甲斐があるというものだな!」
「えっと、あの、ありがとうございました。わざわざ作って頂いて…」
「気にするな、それくらいいつでも出来る」
「でも、やっぱりありがとうございました」
「…うむ」
「そういえば、まだ名前言ってなかったですよね?」
「あぁ、私も言ってなかったな。私はアシュレイ=ボアだ!アシュレイと呼ぶがいい」
「…ボアさんじゃd」
「アシュレイだ!」
「…アシュレイさん」
「うむ!…で、貴様の名前は何だ?」
「えっと、坂下和です」
「む、和か…風情のある名だな」
「…風情ですか?」
「言っとくが、そこの馬鹿は意味知らずに言ってっからな」
「えっ」
「失礼な!風情とは風の情だろう、つまり」
「お前風の情って時点で間違ってんだけど」
「何っ!」



「…そろそろ、家に帰りたい…んですけど…」
「お前、ホントに家あんのかYo」
「ありますよ!…多分」
「この世界で野垂れ死にそうになるくらいだから、絶対お前ん家はねぇな」
「…え?」
「そこの馬鹿見たら分かるだろーが」
「…でも、家が無いなんて証拠には」
「ねーよ。この世界はお前がいたところと違うんだからな」
「え」








和君絶句。つうかこんなもんでいいのだろうか。

prev / next

[ back to top ]



×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -