裏道 | ナノ


バーで集う





ノア「お腹すいたー」
白雨「お腹すいたねー」
時間「ここは喫茶店じゃないんだがね」
ノア「えーっ」
白雨「えー」
時間「…で、いつものでいいのか?」
二人「「宜しくー」」



時間「ほら、ホットミルク」
二人「「わーい」」
時間「……(何で見た目おじさんなのに中身子供なんだろう…」
ノア「やっぱりタイムのホットミルク美味しいねぇ」
白雨「飲んでるとすっごく落ち着くねー」
時間「いやそれはいいんだが…ここはバーでな、酒を飲む所でな」
ノア「居ちゃ駄目?」
白雨「駄目ー?」
時間「…もう好きにしろ…」



世界「おーっす」
時間「お前もか」
白雨「あー世界君だー」
ノア「あー神様だー…?あれ?」
世界「よー、白雨…と、初めましてだな、ノア?」
ノア「俺の事知ってるんだ」
世界「そりゃ世界だからな」
ノア「ふーん」
白雨「世界君はねー、いじわるなんだよー」
世界「その紹介はねぇよ」
ノア「世界君?は神様じゃないの?」
世界「さん、な世界さん。神を創ったのが俺、おk?」
ノア「多分」
時間「で、世界はこれでいいんだろう」
世界「お、サンキュー。たまに飲みたくなるんだよな」
時間「せめてその姿はやめておいたらどうだ」
世界「それもそうだ」



ノア「おじさんになった」
白雨「凄いねー、世界君もおじさんになれるんだー」
世界「言っとくが実年齢凄まじいからはしゃぐなよそこー」
時間「全く…精神年齢が低い奴ばかりだな」
白雨「おじさん低くないよー」
ノア「俺も低くないよー」
世界「俺も低くねぇよ」
時間「全体的に低い」



AK「何の話してんの?」
KK「よぅ、マスターいつもの」
時間「久しいな双子」
世界「お、掃除屋じゃねーか」
双子「「げ、世界」」
白雨「KK君とAK君だー」
ノア「あー敵さんだー」
双子「「うわーめんどくせー」」
時間「帰るか?」
KK「いや飲むし」
AK「俺も飲むし」
白雨「ホットミルク美味しいよー」
ノア「飲めばいいのにねぇ」
AK「…ホットミルク割り?」
KK「え?ガチで?」
白雨「違うよーちゃんとホットミルクだよー」
ノア「お酒入ってないんだよ!(キリッ」
双子「「酒飲んでねぇんだ」」



世界「何か超疎外感」
時間「まだ飲むか?」
世界「ピスコくれピスコ」
時間「しかしまぁ、よく飲めるもんだな」
世界「むしろよく飲めねぇでやってられんな」
時間「一口飲めば大体覚えられる」
世界「ちょっと飲んでみ?飲んでみ?」
時間「だが断る」
ノア「何の話ー?混ぜろー」
世界「酒の話。お前飲めねぇんだろ」
ノア「苦手なだけ」
世界「じゃあ飲んでみろ」
時間「…店を壊すなよ?」
ノア「度数は?」
世界「多分3とかそこら」
時間「おい世界…」
ノア「じゃあ一口だけー」




KK「…そういや、世界の飲んでるやつって」
AK「度数すっげぇ高くなかったっけ」
白雨「そうなのー?」
KK「40度とかなんとか」
AK「アイツ飲んで大丈夫なのかよ」
白雨「多分危ないんじゃないのかなー」
双子「「分かってんなら止めろし」」




ノア「うーん、一口なのにくらくらするー」
時間「早速酔ってるぞ」
世界「やっぱ強いのか、これ」
時間「普通は水なり何なりで割るものだぞ」
世界「えー、俺ストレートでも物足りな」
時間「普通の人間をお前と一緒にするな」
ノア「ぐらぐらー」
世界「まだ飲むかー?」
ノア「飲むー」
時間「世界、最後まで面倒見ろよ」
双子「「いや止めろし!」」



白雨「うわー凄く強そうなお酒ー」
世界「飲むか?」
白雨「おじさんは遠慮しとくー」
世界「俺は知ってるぞ…お前飲めるだろ…!」
白雨「飲めるけど、おじさんは苦手なのー」
世界「ちっ、無理に飲ませても後が怖ぇからやめといてやっか」
白雨「舌打ちされた(´・ω・`)」




ノア「頭痛い」
時間「飲むなとあれほど」
AK「マスター何も言ってねぇ」
KK「止めすらしなかったろ」
時間「はて、何の事やら」
ノア「頭痛い、頭痛い、喉も痛い、胃も痛い」
時間「薬飲むか」
世界「むしろもっと飲め」
時間「流石に止めておけ」
ノア「飲む」
時間「!?」
双子「「!?」」
世界「いえーい」





ノア「とりあえず、俺は思うんだ」
世界「何を」
ノア「この頭痛やら胃痛やら何やらは大体、お前のせいだと!」
時間「強ち間違ってないけどな」
AK「え?これ乱闘フラグ?」
KK「逃げたほうがいい系?」
時間「逃げたほうがいいぞ」
AK「だよな」
KK「んじゃ、これ」
時間「また今度ゆっくりしに来い」
双子「「おー」」
白雨「二人とも、じゃあねー」




世界「ほーう、いい度胸じゃねーか」
ノア「ふん、事実を言ったまでだが」
時間「…左で戦闘しそうな雰囲気、その横で一人ホットミルクか」
白雨「美味しいねー」
時間「傍観するのか」
白雨「混じる訳にもいかないしー」
時間「せめてもう少し被害が及ぶとかいった危機感をだな」
白雨「えー?」
時間「…いや、もういい」






世界「よーしじゃあ少しバトるか?」
ノア「いいだろう、いがっ」
時間「いい加減にしろ」
世界「んだよーいいとこなんだよー止めんなよー」
時間「黙れ、また店を壊されてはたまらんからな」
ノア「痛い…」
時間「とりあえずノアには悪いが」
世界「わー見事ー」
時間「お前が連れてけよ」
世界「えっ!」
時間「8割お前のせいだ」
世界「飲んだノアも悪い」
時間「3とかそこら、なんて言っていたのはどこのどいつだ」
世界「はい俺ですすみません、アイスピック構えないで下さい」





白雨「世界君もノア君も帰るのー?」
時間「お前は帰らないのか?」
白雨「じゃあおじさんも帰るー」
時間「…おい、コップ持って帰るな」
白雨「ならもう一杯ー」
時間「あのな…」
白雨「駄目ー?」
時間「……………分かったよ」
白雨「わーい、やったねー」





世界「くっそ重い」
ノア「うー…うー…」
方舟「…何してるんですかノア」
世界「お、アークじゃん」
方舟「神様…神様?」
世界「おぉう?んだよ」
方舟「いえ、気のせいです」
世界「ならいいけど。これ預かってくんね」
方舟「お手数をおかけ致しました」
世界「…ちっと気になったんだけど、どーやって持って帰んだ」
方舟「糸で簀巻きにして引きずり帰ります」
世界「何それひでぇ。相方だろ」
方舟「そうですね」
世界「まぁいっか、じゃ、あと頼んだ」
方舟「はい」






ノア「うー頭痛いー……あれっ背中が痛い」
方舟「起きましたか」
ノア「いたたたっ、痛い、痛いよアーク!」
方舟「流石に私の身長では支えられないので」
ノア「だからって引きずらなくても!痛い!」
方舟「ところで」
ノア「ん?…痛っ」
方舟「あの方はどちら様で?」
ノア「え?誰?」
方舟「…分からないのであれば結構。暫く引きずられててください」
ノア「歩けるっもう歩けるから!痛いよ!」












※通常時、世界さんの事は一般人の目に「MZD」として映ります。「俺世界なんだよねー」とかカミングアウトしないと永遠にMZDとして認識されるよ。普通は。

prev / next

[ back to top ]



×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -