裏道 | ナノ


人形師とかにぱん




ジズ「…あの」
かに「何だ」
ジズ「これは一体どう言う事です?」
かに「何の事d」
ジズ「素直に吐いて頂けないのであれば今からそのかにぱんマスクを剥製にして貴方の魂を永久凍結にでもして飾りますよ」
かに「む…」
ジズ「さぁ、早く吐いてください」

かに「…実はだな」


かに「ついさっきお前の庭からいい香りがしたものだから何をしているのかと覗けば誰も居なくて淹れたての紅茶が置いてあった。で、それを私が飲もうとしていたらジャックがいきなり「仕事しろ」とか言い出してそれを拒否していたら気付けばこうなっていた」


ジズ「よく分かりました、一回死んでくれませんか」
かに「何故だ!?」
ジズ「当たり前でしょう、私の大切な人形をよくも傷つけてくれましたね?」
かに「…一応傷つけないようにと配慮したのだが」
ジズ「気付けばではなく故意的に戦闘をしたんですか」
かに「あ、しまっ…」
ジズ「シャルロット、私の部屋から新しく糸を持って来てくれますか」
シャル「かしこまりました…少々お待ち下さい」
かに「ま、待て!大体焼けているのはジャックの仕わぶっ」
ジャク「誰が俺のせいだ」
かに「ジャック!貴様上司の後頭部に向かって飛び蹴りとは何とべっ」
ジズ「これは見事な顔面飛び膝蹴りで。もっとやって下さい」
ジャク「言っておくが俺は人ん家で火なんか吹かないからな」
ジズ「分かっていますよ。大方そこのかにぱんが魔法でも使ったのでしょう?」
かに「グググ…き、貴様ら…!」
ジャク「帰るぞ上司」
かに「ギュアッ!」
ジズ「これまた見事な踵落しで」
ジャク「悪かったな」
ジズ「貴方が謝る必要はありませんよ。ただ、そこのかにぱんは締め上げてください」
ジャク「任せろ。じゃあな」
ジズ「えぇ、またいつか」



ジズ「さて、どうしたものでしょうか…」
シャル「ジズ様…」
ジズ「おや、シャルロット…わざわざ取って来てくれたのに、申し訳ない」
シャル「いいえ…それで、これはいかがしましょう」
ジズ「そうですねぇ…シャルロット、貴女が持っていなさい。いつ相手が来てもいいように」
シャル「はい…」




かに「ジズ!正々堂々紅茶を飲みにギュアッ!」
シャル「ジズ様は、お休みなさっておられます…お帰り下さい…」
かに「む、貴様はジズの人形だな…!?」
シャル「お帰り、下さい」
かに「〜っ…仕方あるまい!今日は出直そう!」
シャル「…お気をつけて」





戦えるシャルロットとか珍しい気がする。うちのシャルはいつの間にか戦えるようになったみたいです。ジズ様の教えの賜物ですか!何それ怖い!しかしかにぱんの扱いの酷さがどういうこったい。あれー?かにぱんは一応常識人かつ良い人なのにただのアホの子になってる。ジズ様はジズ様でかにぱんの扱いが酷い。ジャックもだけど。一体どうなってるの。あ、一応かにぱんが本気出したらシャルロットは一瞬で塵になります。燃えて。そんな事したらジズ様の怒りは有頂天!かにぱんの死亡フラグですね。あとかにぱんは女子に手を出さない主義のようです。それ何て優男?←

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