操り話
※世界さんが遊んでる話
※世界さん趣味悪ーい
※世界さん鬼畜ー
※クラッキ逃げて超逃げて
※双子と蒔も逃げて超逃げて
※とりあえず俺落ち着け
さぁさ、皆様お立会い。
楽しい楽しいショーの幕開けだぜ。
広いホールのような部屋。
床も壁も天井も、真っ白な部屋。
その部屋の中心には子供が空中で座していた。
子供の足元には大きなハンマーを持った青年と、青年と向かい合っている二人の双子。
緊迫した空気の漂う足元を見て、宙に座した子供は笑っていた。
「おいおい、早く始めろよ」
「何だよ、これ…っ…動けないんだけどっ…!」
「てめ…何のつもりだ世界!」
空中の子供に対し、双子の片割れが叫んだ。
世界、と呼ばれた子供は何の悪気もない笑顔でそれに答える。
「っはは、俺が楽しむ為に決まってんだろ!」
「…んのやろ…!」
「動か…うわっ!」
「…ってうおぅ?!」
片割れが持っていた銃を撃とうとすると、動けない、と言っていた青年がいきなり何かに引っ張ららたかのように動く。
そして青年はハンマーを振り上げ、ボーっとしていたもう一人に攻撃した。
ここで気付いた。
操るって意味違くね←
て訳でボツ。
Next!
暇だから、ちょっと余興でも、してもらうか。
どーいう対応するか、楽しみだな?
だだっ広い部屋。
ここは普段俺が好き勝手している自室でもある。
その部屋に今日は三人の客。
まぁ三人とも俺の暇つぶしに選ばれた可哀想な人間共なんだが。
…殺さなけりゃ、いいだろ。
「とりあえず、死なねー程度に遊べ」
ちなみにバンダナの方は俺の支配下にある。
今だけ、だがな。
でも支配下にあるから心を隠したり、意識沈めたりして操る事は出来る。
あとは想像通り。
「世界…!テメェどういうつもりだ…!」
「まさか、とは思うけど…操られてるとかじゃねぇ…よなぁ?」
「AK正解。丁度暇してたんでな、少しは楽しませろよ?」
暗殺を生業とする二人の掃除屋に親しいバンダナ。
手を出さないか、いっそ殺してしまうのか。
どちらにしろ面白ければいいんだが、どうなる事やら。
「…じゃ、そろそろ始めるか。行ってこい」
「はい」
「…マジかよー」
「クラッキが相手じゃ、手ぇ出せねぇぞ」
「とりあえず逃げるか」
どうやら双子は逃げるを選択したようだ。
二人は一目散に扉へと向かって走る。
おいおい、この俺が逃がすと思ってんのかよ?
「っ!」
「扉が、消えた…!?」
「逃げるぞKKっ」
「当たり前だっ!」
ハンマーを片手に迫り来るバンダナに対し、手を出す気がないらしい。
何かそれだけじゃあ、つまんねーなぁ。
どうすりゃ、相手してくれっかな。
相手せざるを得ない状況を作ればいいのか。
なるほど、じゃあ、ちょいと弄くらせてもらおうか?
「逃げてばっかじゃつまんねーだろ」
「はっ、十分おもしれーよ!」
「くっそ、クラッキの足意外と速ぇんだけど!」
「ま、どっちにしろ俺が面白くねーから、少し遊ばせてもらうぜ」
適当に能力を付加させてみる。
移動速度、握力、筋力、浮遊…あと瞬間移動。
これでよし、さて、どうなるかな。
「世界は何してんだ?」
「さぁな、さっきからクラッキ見てにやにやしてるけど」
「まさかチートと…危ねぇ!」
「うおっ!」
早速瞬間移動を使ったバンダナにいち早く兄が気付いた。
おー兄弟愛スバラシイ。
弟に当たる筈だったハンマーを兄が頭から受けた。
それほど力を入れさせては居ない筈だが、最悪死んでいるかもしれない。
どうみたって、出血量が多い。
「っ…AK!おい、AK起きろ!」
「…いー…てぇ……死ぬ…」
「止血してっから死なねぇよ!」
「…うー…げ…KK、後…」
「うおーっ!」
まだ生きてた。
意外と生命力が高いようだ。
まぁどうでもいいや。
出血多量の兄を抱えて逃げ回る弟。
ナンか、つまんねーなぁー。
やっぱ操るんなら、意識あった方が面白いかもしれねーな。
今度やっか。
「飽きた!お疲れさん」
「…は?」
「…あれ?頭痛くない」
「とりあえず治しといた。んじゃな」
「って、待てテメー!」
弟の叫びは無視して双子を帰す。
次、暇だった時はまた呼ぼう。
その場に突っ立っているバンダナを帰すついでに、元に戻した。
あー暇だ。
「さて、次は何で暇潰すかな」
世界さん趣味悪ーい
書いてる神現も趣味悪いのだろうか←
prev / next