裏道 | ナノ


双子と裏

 


という訳で今日も宜しく!


KK「何がどういう訳で?」
AK「これがこういう訳で」


今回はお二人さんの過去について
聞きたいのでござる


KK・AK「「だが断る」」


ひでぇ!
即答しやがった


AK「別に過去なんて振り返るもんじゃねーし」
KK「つーかお前に話すのがイヤ」


えっ何それ酷い
いいじゃない教えてよー


AK「えー俺めんどくさい」
KK「俺はイヤ」


オイコラ
君らの過去を知る神様召喚して話してもらうぞ


KK「え、何それこわい」
AK「え、何それせこい」


二人して似たような反応しやがって…!
イヤなら話してください


KK「じゃあ何が知りたいんだよ」
AK「漠然と言われてもなぁ」


じゃあまずKKさんに


KK「おう」


いつから暗殺者?


KK「知らねぇ」


えっ!


KK「17,8の辺りにはやってたけどな」


早っ
その頃からKKって名前なの?


KK「まぁそうなるな」


へー…次、AKさんに


AK「うぃ?」


いつからその武器?


AK「あー…いつからだっけ?」
KK「俺に聞くなよ」


え、覚えてないとか言わないでね


AK「確か大分慣れてきた頃だった気がする」


暗殺に慣れてきた頃?


AK「いや、銃とかそういうのに」
KK「コイツ無駄に飲み込み早いんだよ」


…あれ?てことは銃使えるの?
つーか銃以外にも使えるのあるの?


AK「大体は使えるぞ」
KK「まさか飽きたからって食器に走るとは」


思わないよね


AK「ま、それも結構昔の話だし」
KK「銃に関しては俺が上だけどな」


へー
しかし他に武器使えるって意外


AK「え?そんなに?」
KK「普段がダメ男だしな」


さて、今度はKKさんに


KK「まだあんのか」


よく、ってもまだ2回だけど
裏神とあってどうよ?


KK「…おま、思い出させんなよ」


ごめんなさい
で、どうよ


KK「こっちとしちゃ二度と会いたくねぇ」


ですよねー


AK「裏って何?」
KK「…前話したやつだよ」
AK「あぁ、あの神様が人殺してたってやつ」


あ、あれマジなんだよAKさん


AK「え、そうなの?嘘かと思ってた」
KK「お前一回会ってみればいいよ」


じゃあ呼ぶか


KK「やめろ」
AK「えー見てみたい」


武器構えといてね


KK「…嫌な予感しかしない…」
AK「何で武器?」


呼んだ瞬間に鎌でガキーンとか
普通にありえるからさ!


KK「もうやだ俺帰」
AK「よし、KK捕獲、武器もOK!」
KK「オイコラ離せAK!帰らせてくれ!」


じゃ呼ぶよー


KK「もうやだ…」
裏「獲物みっけ!」
AK「うわっ!」


…早速AKさんが襲われてる
いけね、裏神やめんかい!


裏「え、やだ」
AK「ちょ、待、刺さる!何これ刺さる!」
裏「刺さればいいのに」
KK「刺さればいいのに」


あれ、KKさんが裏側についちゃった


KK「もうどうでもよくなったので」
裏「よー青い掃除屋、こっち誰?」
AK「とりあえず鎌何とかしてよー」
裏「えー」


KKさん戻ってきてええええ!
誰だか分かってないのに襲うなよ、と
あといい加減にしないと鎌没収するぞ


裏「ちっ」
AK「ほっ…」
KK「帰る」


AKさーん


AK「えい」
KK「離せよだから…」
裏「で、片方誰?」


KKのお兄さん


裏「へー双子か、似てんなー」
AK「あれ?今双子って言ってないよな」
KK「年齢離れてそうに見えるか?」
AK「イヤ全く」


そういう訳で、裏
KKさん連れてっていいよ


KK「?!」
AK「え、何で?」
裏「マジ?」


何か裏の殺気怖すぎて
どうしようもないって


KK「え、待て、コラ、いつ誰が言ったよ」
AK「確かに今この状況でも俺怖い」
裏「じゃあ殺気向けてやろうか」


俺には向けないでね


裏「だが断る」


ギャース!


AK「何この子怖い」
KK「鬱になりそうだ…」
裏「掃除屋に限ってそれはない」


真っ向から否定されたKKさんドマイ
ていうかKKさん、キャラ違くね


AK「生きてる?」
KK「死んでる」
裏「じゃあ遠慮なく連れてくぞ」
KK「え」


おkおk
ていうかどうせなら二人とも連れてけばいいよ


裏「それもそうか」
KK「どうせだし、お前も道連れにしてやる」
AK「えっ」


俺は残る
じゃねー


裏「よーし行くぞー」
AK「え!俺やだ!」
KK「諦めろ」




なんかKKさんは裏が絡むと極度に疲れるらしいね


KK「らしいじゃねーよ疲れるんだよ」












KKさんお疲れ様でーす

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