PM | ナノ


小ネタ

 



・ギャグメイン?
・オチなんか無い!
・アホばっか
・どうしようもないもの





1.寂しがり


―――――――――――





「何処行ったんだよ…」



朝起きてみれば影も居ない、黒も居ない。

家はもぬけの空。

ぽつん、と一人で今日は過ごしていた。

もうカラスも鳴く夕方。

帰ってくる気配はなく、寂しくて膝を抱えた。



「早く、帰ってきてくれ…」


「俺、買い物に行くって言ったろ」




―――――――――――





2.メロンパン狂


―――――――――――




「うぉぉぉぉぉぉ!」



学校の廊下を全速力で駆け抜ける。

今日こそは、今日こそは絶対に間に合う!

俺の夢が…叶う日がついに来た!



「ふ、ここまで来れば楽勝だぜ…メロンパン買占めがもうすぐ現実に…」

「売り切れてたぞ」

「Noooooooooooooo!」



―――――――――――




3.しぼ…え?(長)


―――――――――――




喧嘩を売られたから買ったまで。

兄はいつも言っていた。


『喧嘩は自分から売るもんじゃない、買うもんだ』


だから、正々堂々買ってやった。

だが相手が正々堂々一人で来る筈は無い。

大抵そんなものだ。

それを分かっていたつもりだった。

が、流石にこれは驚いた。



見回せば100人は居るだろうか。

俺を叩きのめすだけに随分と大人数を集めたもんだ。



「だが、俺は負けん」



刀を構える。

ちゃんと、刃は裏返し峰打ちに出来るようにして。

それからはもう必死だった。

気付けば呻き声をあげる奴らと俺を庇う様に抱いている兄の姿。

背中には、ナイフが5本以上。



「…兄?いつから」

「ついさっきだ、まぁ無事ならそれでいい」

「兄が、無事じゃない」

「気にするな、慣れている」

「で、も」

「バ神の、家に行くぞ」

「兄、待ってく」



何事も無かったかのように歩き出す兄を追いかけようとした瞬間、兄が倒れた。



「兄っ!」

「……………」



反応が無い。

焦って神を呼びつけてしまった。



「うおっ、何したんだこれ」

「流石だな、全員峰打ちか」

「そんな事より、兄が」

「六が…どうした?」

「倒れて、動かない」

「え、それヤバくね?」

「神様早く行け」

「行くけど、六どこ?」

「そこに、寝かせてる」



神が兄を診る。

すると神は真剣な顔で俺を見た。



「六は、もう」

「…嘘だ」

「嘘じゃない」

「嘘だ」

「嘘じゃねぇ、自分で確かめてみろ」



嘘だ、兄が死んだなんて。

そんな事あるはず無い。

横たわっている兄に近づく。

一歩一歩、近づく度に目から何かが溢れる。



「兄…兄…!」



「…神様、いいのかこれで」

「やっぱ言っといた方がいい?」

「じゃないと殺されるぞ」




後ろで神たちが何かを話していたがどうでもよかった。

兄が、死んだら俺はどうすれば。




「えーっと、黙ー?言いにくいんだけど」

「…話しかけるな」

「や、盛大に勘違いしてるから」

「…勘、違い?」

「そうそう、六死んでねぇからな?」

「…は?」



死んで、ない?

じゃあ何であんな真剣な表情で言ったんだ。

何を言おうとしてたんだ。

確かに死んだ、とまでは聞いてないが。



「神様が無駄に真剣な表情で言うからだろ」

「え、俺の所為?」

「それ以外に見当たらねぇが」

「じゃあ、何て言おうとしてたんだ」


「えーっと…その…」



「さっさと言わないと斬るぞ」



「それは勘弁して下さい。六は寝てるって言いたかっただけです」

「よし、斬る」

「何で?!」

「まず表情が違いすぎる!誤解させるには十分だろう!」

「でも勘違いしたの黙じゃねぇか!」

「あの状況なら勘違い位するに決まってる!一回斬らせろ!」

「黒助けてえええええ!」



「俺しーらね」


「黒ぉぉぉぉぉぉ!」



―――――――――――





以上、gdgd小ネタでした

3つ目とかもはや普通に文書けるんじゃ
と思ったのは内緒←


ちなみに、3つ目
神は追い掛け回されたあと結局斬られ、帰りました
そして六は弟に蹴り起こされて帰宅しました
黙、兄貴に蹴りってどうよ←



そんな訳で
ここまで見て頂き有難う御座いました。

prev / next

[ back to top ]



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -