やっほー
捨てないでそう叫んでももう遅い
すがった腕に力はなくて
むくむくと沸いてでてくる読書欲
眠気と共に浮かぶプロット
地球儀と空との丁度境目へ
「ヤッホー」なんてかわいい人ね
身を投げた僕を助けてセイレーン
海の底までちゃんと沈めて
空腹で空気呑み込む授業中
君の首筋見て見ないフリ
面倒な私が綴る言い回し
その行間を書き留めてみる
つらつらと倒れ続ける自転車を
スローモーション捉えてみせる
息を呑む夏日の長いバス待ちで
見覚えのある苦い微笑み
難解な数式前にお腹鳴る
「伸びしろあり」の声が聞こえる
さじ加減分からないまま手を触れる
程好く君を好きになれたら
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