ちび達のクリスマス



ちび徹「なつの〜。サンタさんにお手紙書こう。」
ちび夏「サンタさんに?なんで?」
ちび徹「プレゼントに何が欲しいかお願いするんだ。」
ちび夏「でも、僕のところにはサンタさん来た事無いよ。」
 ガーン!!夏野の言葉にショックを受ける徹。
ちび徹「ほっ本当に?」
ちび夏「うん。」
ちび徹(何でだ?なつのはこんなにいい子なのに、何でサンタさんはなつのの所に来ないのだろう?煙突が無いから?でもオレの家にも煙突は無いし…。あっ!もしかしたら、サンタさんはなつのの家を知らないのかもしれない!)
ちび夏「徹ちゃん??」
ちび徹「きっとサンタさんはなつののお家を知らないんだよ。でも大丈夫だよなつの!今年のクリスマスはオレの家においで。サンタさんはオレの家は知ってるから、一緒に寝たらきっとなつのの分もプレゼントをくれるよ。」
ちび夏「ホントに!じゃあお手紙書く。」
二人は徹の用意した便せんに自分の欲しい物を書くと、部屋の壁に掛けてある靴下の中に手紙を入れた。
その後、二人がいない時にこっそりと手紙を読みに来た武藤家のサンタさんは手紙の内容に困る事になる。

徹ちゃんの欲しいもの“なつの”
夏野の欲しいもの“とおるちゃん”

二人でいれば幸せなんだ。
今夜も二人、手をつないで寝よう。
きっと二人のところにサンタさんがやってくるよ。
幸せをたくさん袋につめて。



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おまけです。
ちびバージョンの可愛いクリスマスが書きたかっただけなのです。






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