舞い上がるネオン

束の間の休息 羽を休め蜜を吸う
渇くことのない欲だけが 這いずり回る

籠の中の鳥? そんなのは関係ない
目に映る景色を ただ眺め 鼻で哂った

鮮やかな羽を纏い 今日もまた啼いて愛を請う

さぁ、羽を抱いて乱れよう
星の無い夜で踊る バタフライ
一輪誇らしく咲いた花
やがて枯れて、消えゆく運命でも。

煌びやかなネオンの街 彷徨ってふらふらりと
華やかに踊り歩けば 靡くのは金と、欲と、
寂しそうなその目

さぁ、手を伸ばして捕らえてよ
アナタの下で愛を囁くわ
この腕を掴んで走ってよ
飽きるまでずっと、どこまでだって、
羽を広げ飛び立った
星のない空に舞った バタフライ
その儚く美しい姿は
やがて滅び、朽ち果て、幻へ…


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