静寂に瞬く

飛び立つ羽音だけが響く空

青に飾られた部屋で
僕の哀しみに 花が散った

僕の最期にはきっと君も誰も居ない
囀りだけが聞こえるのでしょう

漸く気づいた 作られた楽園は
もう 僕を苦しめるだけの ただの籠でしかない
鍵の開かない 開かずの籠に
静けさの中に 涙落ち 瞬く
閉じた目の奥に 広がる紅い闇と

僕は何を望み 何を殺した


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