からっぽの鼓動

薄く裂けた空から
堕ちて来た 世界

広く 深く 開いた穴に
響く 遠く きこえる鼓動

それは 空っぽの世界

広く 深く 咲いた空虚に
響いて 遠く
空っぽの鼓動だけ

一握り 掴んで開いて
掌から抜けていった

小さな光に

感じたのは 震える振動


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