「さて、お待たせしましたー!この試合のスタメンを発表しまーす!まず、FWはSARU、フェイ、白竜、シュウ、バダップ、ざなくろうさん、瞬木、その他。MFは天馬、鬼道、ヴァンプ、照美、太陽、その他。DFは神さま、霧野、フェイママ、真名部、皆帆、その他。GKは井吹、信助、円堂。BWは不動、京介、優一お兄さん、あとカッパ。監督はこの私、ミョウジナマエだよ!その他、追加メンバー有ってことで。スタメンは以上っ!!!さあみんな、オズロックたちと試合をするわよ!」

「あれ、何か多いよ?しかもなんか偏ってるし」

「これで後半も戦うつもりだからさー。好みで偏ってしまったのだ!」

「あ、そっか。でもさ、このBWって何?」

「え?ベンチウォーマーだよ!」

「べ、ベンチウォーマー?何それ?」

「ベンチをディフェンスしてオフェンスするんだよ。そして最重要課題は、ベンチを温めるんだよっ!!!」

「………相変わらず、ナマエの信念は揺るがないね…」



顔が引きつるサリューを見ながらも、私は試合の戦略を書いたボードを持ったまま、拳を上に伸ばす。サッカーやろうぜ!と格好良く言おうと思ったのに、照美とヴァンプが私に声をかけてきた。



「「それで、作戦はどうするつもりなんだい?」」

「美人二人が並んでる…並んでるよ!ン、フェイ〜どうしよう」

「いいから早く作戦説明しようね?」

「う、フェイが怖い…。」

「早く」

「はいっ!作戦は、まず前半は相手の様子を見るために、戦力を均等にします!後半、ソウルと化身で無理矢理キーパーに向かってシュートをねじ込みます!フォワードはひたすら攻めて下さい、あと、ボール運びとカットはミッドフィルダーの位置に配置したディフェンダー方にお願いします。で、ディフェンダーはシュートブロックができる子中心にします。さーて、気合いれようね、気合でハリケーン!だよ、とにかく嵐でも竜巻でもハリケーンでもなんでもいいから倒してよ、私の最強メンバー!!」

「あのさ、必殺タクティクスは?」

「それは、神サマが仕切るから任せるよ!それに、そんなの必要ないと思うよ。大丈夫、最初はバダップのロングシュートで相手のTP削るから。」

「……まあいいや。みんな!これが本当の最後の試合だ!サッカーやろうぜ!」



天馬の掛け声で全員が気合の入った返事が帰って来る。それを聞いた私は安心して、ベンチに向かった。




(20140102執筆)
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