bleach | ナノ


▼ 12

勝負はすぐ片付いてしまった。



『茶渡くん!!!!!!!』


ボロボロになった茶渡くんに
声をかけるも、応答はない。




京楽「人間が瀞霊廷に入ること
   だけでもすごいことなのに
   ここまで戦えるとはね…。」



七緒「京楽隊長!!!伝令です!」




戦いを離れて見ていた七緒が
走って京楽隊長の近くへやってきた。




京楽「どうしたの息切らしてらしくない。

   そういえば今裏廷隊の子が来てたね」





七緒の口からは、

藍染隊長が亡くなったこと、

事故死ではなく、殺害だということ。





京楽「そうかい。惣右介くんがね

   ちょいと顔でも見に行くかね」




七緒「どうかなさったんですか?

   京楽隊長、この旅禍…
   死んでいませんね

   とどめさしておきましょうか」









『七緒ちゃん…ここで茶渡くんを殺すと
 いうのなら、私は貴方を許さない。』





七緒「うっ…!!!!!!!」




名前が放つ巨大な霊圧に
七緒は立っていられずに跪いた。





京楽「2人とも、やめなさい。
   女の子でしょう、

   とどめとか、殺すとか
   言いなさんな」






『京楽、隊長…。』




七緒「はぁ、はぁ…」



『七緒ちゃん、ごめんね。

 旅禍だとしても、茶渡くんは私の仲間。
 見捨てるわけにはいかないの。』





跪いている七緒に手を差し出した。



が、手をとらず七緒は自力で
立ち上がった。





七緒「私の方こそ…名前さんの
   知り合いと知っておきながら…

   申し訳ございませんでした。」




京楽「七緒ちゃん、救護隊を呼んで
   彼を牢に入れといてもらって」




七緒はただちに用意すると言って
救護隊を呼びに行った。






『ありがとうございました…。
 京楽隊長…』



京楽「名前ちゃんの怒った顔は
   見たくないしねぇ〜…」




京楽隊長に微笑んで、
織姫や石田くんを捜しに行った。






京楽「なに〜…



   ドキドキしちゃうじゃないの。」








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