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温存と言われ、ベンチに入って
いたけれど…。


点差を見ると1Qで20点差。
大阪で2番目に強いチームらしいけど
大したことないね。


先輩達だけでも余裕だ。





と、男子の試合を見に来ていた。




ガシャーン!!!!!!




『うわッ、何の音…?』


と体育館を覗いてみると




青峰「っしゃぁぁぁぁ!!!!!」



青峰がビブスを着て、
試合に出ているじゃないか。


さっきのは青峰のダンクの音か。






新太「おー名前どうした?
   追い出されたのか?」



『うん。今日は温存だって』



新太「つまんねーなー」





コートの中にはベンチにも入れなかった
青峰がいて、外にはエースの新太がいる。




虹村「試合の合間にうちの1年と
   向こうの試合に出れない奴の
   ゲームやってんだよ」




そりゃ、ずーっとベンチで見てるだけじゃ
つまんないからね。




コートの中には、


ポイントゲッターの青峰、

ディフェンス1本のむっくん、

3Pしか打たない緑間、


あと知らない赤髪の子と
ちょっとガラの悪い子が1人。





『赤色とヤンキーは?』


新太「あー、赤司と灰崎のこと?

   赤司は小柄だけど、すげーよ。
   基本の動作がまるで完璧。


   灰崎は練習きてねーから
   お前が知らないのも当たり前か」




赤司くんほどのプレイヤーを
見逃していたとは…。


てかヤンキーの方。
練習に来てないのに試合に出すなよ…。



実力はあるみたいだけど…。


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