▼Ep詳細

■幼い頃
小さな村の幼い女の子の誕生日に、空から降ってきた色違いの赤子。

その赤子こそカリキマカ。元々は御伽の国の住人だった。
神からの贈り物だと喜ばれ、その村の神子となる。
皆から愛されたが、神子として恭しく接してくる村人よりもカリキマカは義姉のことを好ましく思っていた。

義姉の名前はカナカロカ。カリキマカが現れた日、誕生日会の主役だった少女である。
カナカロカはカリキマカを神子ではなく弟として扱い、時には叱り、喧嘩もした。
そんな姉に対しカリキマカは恋慕にも近い特別な思いを抱いていた。

しかし平和な日々はある日突然終わりを告げる。
色信仰国の狩りに遭い、カナカロカを含む村人達は全滅。
カリキマカだけが生きて国に連れて行かれた。

■終幕と出会い
信仰の揺らぎと共に国に捨てられたカリキマカはふらふらと自由に旅を始めた。
姉の真似事もやめ男装に戻る。
元々煌びやかな場所で澄ましているより泥まみれになって歩く方が向いている性分で、旅をとても楽しんでいた。

旅の途中で出会った美しい女・モモナの今にも死にそうな危うさが気になりちょっかいをかけているうちに惹かれ始め、旅を共にするようになる。