neta | ナノ



追憶、黙祷。それから、
2011/11/10 12:34



 オハラの最後の生き残りという、8歳にして懸賞金をかけられた少女。
 ニコ・ロビン。

 その存在を、革命軍は10年も前から探していたという。


(・・・・・・・丁度、俺がドラゴンさんに拾われた時位。か、)



「それで、その灯さんがどうしたって?」
「革命軍に来るそうだ!」
「は?」

 世界政府も革命軍も。長年見つけられなかった少女が?
 
「自分から来るって言ってんのか?何の為に」
「何でもドラゴンさんに会ってみたいって言ってるらしいな」
「はぁ、」

 興味のさしてない反応をする自分が気に入らなかったのか、雑用仲間はじゃあこれは知ってるのか?と言ってきた。

「何でも麦藁のルフィの父親だからってことだそうだ」
「・・・・麦藁の?」

 やっと反応を見せたサボに、逆に男は微妙な顔をした。

「お前本当に麦藁のことには反応すんなぁ、」
「どうでもいいだろそんなこと。それより今、お前何て言った?」
「だからドラゴンさんに、って、あ。そっか、」

 お前暫く寝込んでたから知らなかったのか。
 そう言って、ごとりと卓上に仕上がった銃を置いて、男は言った。



「モンキー・D・ルフィは、ドラゴンさんの息子だそうだな」




 仕上げに使っていた布が、手から零れた。







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ロビンちゃんとサボの話が書きたいおうおう