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しかし、

翌朝の10時ごろ
ヴーヴーヴーヴー…

また携帯がなったのだ。

「はい…」
相手はまた田中だった。

「綾瀬さん!
双子の2人が見つかりましたよ。」
あたしはそれをきいてやっと目の輝きを取り戻した。
「ほんと…ですか?」

「美容院の倉庫みたいなとこに閉じ込められていたみたいだ。
きっと啓介さん(父)が隠したんだ。」

急に涙が溢れてきた。

「でもね。今は病院なんだけど寝たきりなんだ。」

…びっくりした。
中3のあたしはすぐに目覚めると思っていたから、
「あたし…アメリカに行きます。」
何にも考えずに言ってしまい、
すぐにアメリカに飛んだ。








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