淋しい夜があるの
(楽しい声だけ聞かせてよ)
痛みしか知らない
やさしくない
ぼくは捕まっています
(逃げるつもりもありません)
叶わぬ恋を探していた
淋しい夜があるの
海ならよかった
その目で
ぼくをあきらめないでいて
太陽よりも
彼の優しさは目に見えない
彼女が望む幸せを、ぼくは握りしめているのに
悲しみたくない
飴色バカンス
彼のつぶやきに
あおとみどりのお月さま
ひかりのはしご
僕の傷跡はきみのものになる
干したばかりの布団にくるまって、午後六時、インターフォンの音を待つ
ばからしいなんて思ってる
それでもぼくは生きたい
朝になったら教えてあげる
やさしい匂いがするから好きよ
いるものが多すぎる
そのロケットに僕は乗りたくない
わたしは遠くにいる