3.
カルナダ「ついに5人になってしまったね」
鳳「恋人を1と数えたら4人だがな…」
イチル「で、結局兄様って何の役なんですか?まさか本当に村人だって信じてるわけじゃないんで、…って言いたいとこだが、誰が人狼で誰が恋人なんて、ここまで来たらどうでもいい」
ドラゴン「どうでもいいって言うと?」
イチル「だって村人側負けんじゃねぇか」
鳳「っ!?」
カルナダ「え!?」
霧島「君の言う通りだ。このカウントではもう村人に勝機はないね。残り5人、恋人をひっくるめて実質4人で人狼と妖狐が残ってる」
イチル「お前達考えてみろよ。次の狩人の処刑で人狼が殺したら一瞬で妖狐の勝利になる。で、逆に村人を殺したら第七夜でまた人狼に1人食い殺されて村人はいなくなる。人狼と妖狐が残ってやっぱり妖狐の勝利だ」
イチル「で、20%の確率で妖狐を処刑したら、第七夜で人狼に村人1人食い殺されて、残りの村人の数と人狼の数が同じ1人になるから昼間でも攻撃してくる。結果、人狼勝利だ」
鳳「あー、…やっちゃったな…」
カルナダ「うん、私も理解できたよ。…というか、ドラゴン?第五夜でどうして庇ってくれなかったんだい?もう少しで殺されるところだったじゃないか。たった1票差で、ね?」
ドラゴン「え、今更?…気にしないで、カルナダ。結局は処刑を免れたじゃないか」
カルナダ「後から言う言葉だよね」
ドラゴン「だって庇ったら人狼に食い殺されそうじゃないか。2人一気に消せる、とかで」
カルナダ「だからって…!」
鳳「え、お前達が恋人!?」
カルナダ&ドラゴン「うん」
鳳「おぉー、」
イチル「…やっぱり村人じゃなかったんだな。で、人狼が誰か既に分かってるよな?」
鳳「お、俺じゃねぇよ!」
イチル「お前だと言ってねぇよ。お前は平凡な村人だろ。…なぁ、そうだろ、霧島?」
鳳「へ、平凡って…」
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