Are you a werewolf? | ナノ
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3.


辻「今回は投票した対象こそ同じ方が多かったのですが、意見がバラけました」

(辻が紙をめくる。二枚目の紙に書かれてあったのは投票の理由だった。たくさんの疑惑のコメント。辻はその紙を各自に見せた。)

カルナダ「やっぱり尋斗君が目立つね。えっと…、『嘘をついてないなら次に占った人物を言わないのはおかしい』だって。尋斗君へのコメントが半分くらい占めちゃってるね」

蓮「『殺されなかったから。狂人の可能性もあるが、とりあえず邪魔。』って。っふ、はは、清々しいほど辛辣ですね。んふふ」

鳳「お前の方が清々しいぞ」

蓮「ゲームだって割り切ってますので」

皓「あ、俺のもある。『皓さんはこういう心理戦とか慣れてそうだし、最もらしい人が人狼かなーっと』…、偏見だぁ…(泣)」

慧「皓のはどうでもいいんだが、これ、『狼憑きならとりあえずつっても問題ないから。』問題大ありだから!俺仲間だから!」

皓「…俺はどうでもいいってなんだ?」

慧「はは、」

霧島「これで四人いなくなっちゃった。残り12人。結構早いペースでいなくなるね」

ゼノ「四分の一なんだよなぁ…」

ドラゴン「尋斗って本当に人狼側だったかどうかすごく気になるんだけれど…、」

エル「俺もうすぐ見れるから教えてやるよ」

イチル「頼もしいな、霊媒師」

ロー「第三夜、やはり緊張するな」

森宮「そんなもんだって」

辻「じゃあ、第三夜を始めましょうか」

(辻がテーブルの上で組んだ指に顎を乗せ、ちょこんと首を傾げてみせた。表情こそ楽しそうであるものの、その目に隠しきれない挑発の光が滲んでいるのを見逃さなかった。そして、ゆるりと緩められた唇は三日月のようだった。)

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