相澤先生ヤンデレ「名前」
そう彼女の名前を呼んで、相澤は名前をきつくきつく抱きしめる。
「痛いよ、消ちゃん」
ぺしりと抱きついてきた腕を叩く名前。相澤はん、と返事をしながらもその腕を離すことはしない。
「昨日一緒にいた男、だれだ」
「同級生だって言ったでしょ?」
「距離が近かった」
「今の消ちゃんとの距離の方が近いでしょ」
「あの男はぜってぇ名前が好きだ…」
「ないから」
人の話聞いてー、と名前は相澤の腕を叩く。だが相澤はあーだ、こーだと話を全くきいていない。
「聞いてくれないと嫌いになっちゃうぞ」
「なんだ名前」
そう言えば顔をあげてしっかり聞く体制をとるのだから、この男は!と思う。
「あの人はただの同級生」
私は消ちゃんが好き、わかった?と言えば相澤は嬉しそうにコクリと頷く。
その様子を見て名前もにっこり笑う。
「なぁ、名前」
「なぁに消ちゃん」
「何処にも行かないでくれ」
「私が消ちゃんに何も言わないでどっかに行っちゃったことあった?」
「ねえ」
「でしょ?」
だからそんな顔しないで、と名前は相澤の顔を両手でぐにっと摘む。
「私にはね、消ちゃんだけだよ」
消ちゃんも私だけかな?と名前が聞けば相澤は嬉しそうに名前だけだと答える。
それを聞いた名前も嬉しそうに微笑んだ。
こんな異常な関係が。
この二人にとって、最高に幸せ。
2016.7.9
リクエストの相澤先生もしくは死柄木弔でヤンデレでした!
ヤンデレがいまいちわからず、ただただお互いが依存しているだけの話になってしまって申し訳ありません!!!
リクエストありがとうございました!!
prev|next
【
back to top】