デクくんと夏休みに部屋で2人っきりで宿題 ほのぼの


同級生の緑谷出久くんと夏休みに勉強中。
これは毎年長期休暇に入るとやるふたりきりのお勉強会である。

「緑谷せんせー、これ教えて?」

名前がそう言うと緑谷はちゃんと自分で考えないとと言いながら緑谷は丁寧に名前に教え始める。
そしてカリカリとその問題を解く。
しばらくそうして問題集と向き合い、名前はペンを置くと声を上げる。

「で…きたー」

うわぁぁ、と倒れる名前を見て笑いながら緑谷はもう宿題溜め込んじゃ駄目だよと言うと。名前はそっぽを向きながら善処シマースと返す。

「そう言って、毎年長期休暇のとき僕の部屋来てるじゃないか」

「緑谷せんせのにぶちんー」

「へ」

「なんで来てるか、本当にわからない?」

名前は向きを変えて緑谷の顔をじっと見ながらそう言う。

まさか、いや、彼女が?と緑谷は色々考えてでも、と答えに辿り着けずにいると名前は起き上がり悩む緑谷の頬に唇を押し当てた。

「これでもわかんない?」

「わ、わかりました」

ニコっと笑う名前に緑谷は顔を赤らめた。

「これからは長期休暇以外も来るからね」

「へ、そ、それって」

「お家デートだね」

緑谷はさらに顔を赤らめてはひ、と返事をした。



2017.7.12

リクエストありがとうございます!
ほのぼのかギャグ甘だったのでほのぼののつもりで書かせていただきました。


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