君との生活
「弔くーん、黒霧さん!ごはんですよー!!」
涙が来てからご飯を作ってくれるようになった。
毎食毎食、よくやってると思う。
「美味しいですね」
「ほんと?弔くんのいいお嫁になれるかな?」
「どうなんです、死柄木弔」
嬉しそうに笑う涙とじとりと見てくる黒霧。
「さあね」
「えー!!愛を誓いあった仲なのにー!!」
「いいお嫁さんになるかとは別だろ」
「そうだけどぉ…」
ちゃんと家事もするし、夜の営みもがんばるからー!と喚く涙を軽く小突く。
「夜の営みとか、いらないから」
あと黒霧もいるのに何言ってるんだ、こいつは。
「いらないの?もしかして弔くん、不能…?」
「怒るぞ?」
「ごめんね」
むかついたので今夜絶対寝かさない、と心に誓う死柄木弔であった。