▼失礼するよ



そこに光を見たんだ、まばゆくて、まばゆくて、まるで熱病にかかったみたいな呻き声が喉から漏れた。パサパサに乾いた感嘆と脳味噌色の恋慕のオケストラ、作曲者はあなただ。
「円堂くん、きみはおれの最後のゆめ、ユメミゴゴチ、って青春をありがとう!どうか大事にゴミ箱に捨ててね」
おれの光は、ヒロトはそっと髪を赤い、赤い髪を、焼却炉なんて懐かしいものに、殺してしまった…あれは確か、14 歳最後の、電波塔から見えていた。




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