都々逸

【どど-いつ】

流行俗謡の一。雅言を用いず、主に男女相愛の情を口語をもって作り、ふつう七・七・七・五の4句を重ねる。
天保年間、江戸の寄席でうたいはやさせた一人が都々逸坊扇歌。[広辞苑 第五版より]

これらは今から200年ほど前の時代の作品です。
(著作権は切れております。)
素敵なものがたくさん!


雨の降るほど噂はあれど
ただの一度も濡れはせぬ

あきらめましたよどう諦めた
あきらめられぬとあきらめた

三千世界の烏を殺し
主と朝寝がしてみたい

一人でさしたる唐傘なれば
片袖濡れよう筈がない

戀(こい)という字を分析すれば
糸し糸しと言う心

たった一度の注射が効いて
こうも逢いたくなるものか

丁と張らんせもし半出たら
わしを売らんせ吉原へ

白だ黒だと喧嘩はおよし
白と言う字も墨で書く

泣いた拍子に覚めたが悔しい
夢と知ったら泣かぬのに

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