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▼ 2021.01.29 更新


晩夏の亡霊完結にあたり、あとがきのような一人語りをつらつらと書きます。

本編は恋愛要素が薄っすらしかない物語だったので、連載当初は「これ需要あるのかな…」と不安に感じながら執筆をしていました。
晩夏の亡霊を書こう!と考えたきっかけは、私の中にある「高校野球への未練」と、みょうじ先生を通して向き合いたいと思ったからです。
晩夏のみょうじ先生は、「6年前の西東京大会で優勝した青道のライバル校(神山高校)でマネージャーをやっていた」という捏造設定を基に誕生しました。
私が経験した「甲子園に行けなかった挫折」を、みょうじ先生にも経験してもらって、そのうえで負かされた相手校(青道)で野球部の顧問とかやらせてみたら面白そう!という思いつきで、物語の前半はいかにトラウマ(決勝戦敗退)とみょうじ先生を向き合わせるかに苦心しました。
前半のみょうじ先生は過去に囚われてウジウジと悩んだり苛立ったりしているシーンが多く、読者の皆さんのストレスになっていないかな?と心配していましたが、クレームが無くて安心しました(笑)

物語の中盤ではオリキャラの藤代監督や、御幸の力を借りて、みょうじ先生の中にある恨み妬み嫉みでぐちゃぐちゃだった感情をカタルシスへと導きました。ここは晩夏の亡霊における山場のシーンになったかなと思います。
中盤を境にみょうじ先生も吹っ切れて、チームが勝つためにデータ分析に力を入れはじめてチームの一員として夏大に向かっていきます。

そして、皆さんご存知の通り青道は稲実に負け、みょうじ先生は6年前に味わった悔しさを今度は青道(当時負かされたチーム)でもう一度味わうことになります。
過去と同じ経験(決勝戦敗退)をしても、みょうじ先生は学生だった頃のように挫けることはありません。自分自身の課題にも気づいて、新たな取り組みにもチャレンジします。ここでみょうじ先生の成長を実感してもらえたらな〜と思っています。

晩夏の物語の終着地点は、新チームの発足の場面にしようと決めていました。いわゆる「俺たたエンド」です(笑)
物語の終着地点が新チームのスタートラインで、わくわくする気持ちで完結できたらきれいに晩夏を終わらせられるだろうな〜と思いましたが、いかがでしたか?
以前から「晩夏が続いてほしい!」という嬉しいお言葉をいくつも頂き、作者として幸せを感じておりましたが、これにていったん晩夏は完結となります。

読者の皆さまからはいくつも励ましのお言葉をいただき、孤独に執筆を進める中でとても励まされました。本当にありがとうございました。
3年ほどサイトも運営していますが、一番たくさん感想を頂いたのが晩夏の亡霊です。当初は不安に思いながらはじめた連載が、私自身の励みになったり、読者の皆さまの励みになっていたら、すごく幸せです。

晩夏の亡霊につきましては、秋大以降もスローペースに番外編をオムニバス形式で書いていきたいと考えています。
これからもマイペースに執筆を続けていきますので、また拙宅に遊びに来てくださいね!
晩夏の亡霊をご覧いただき本当にありがとうございました!!


*みょうじ先生の簡易プロフィールをまとめてみました。
名前  みょうじなまえ(デフォルト)
性別  女性
年齢  24歳(浪人してるので新卒ですが+1歳です)
身長  春市と同じくらい
体重  秘密
容姿  限りなくモブ / 髪はセミロングくらい?
誕生日 free
血液型 free
投打  右/左
出身  東京
経歴  都立神山高校→某大学(礼ちゃんと同じ)
役割  社会科常勤講師 / 青道野球部顧問 データ分析担当
目標    甲子園出場&全国制覇
尊敬する人 藤代監督


*オリキャラたちの簡易プロフィール
神田 24歳男性 左/左 元神山高校野球部エース
   みょうじ先生と同級生 
   大卒後、社会人野球からプロを目指している

藤代監督 60歳男性 左/左 神山高校野球部監督
     みょうじ先生の恩師 ノックが超絶巧い

グッチ 24歳男性 右/右 元神山高校野球部
    みょうじ先生の同期 ポジションはライト

コータロー 24歳男性 右/右 元神山高校野球部
      みょうじ先生の同期 ポジションはセンター

ムネ 24歳 右/左 元神山高校野球部
   みょうじ先生の同期 ポジションはファースト