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「ね、せんせ。
わたし、スネイプ先生が大好きなんです。好きで好きでどうしようもない。わたし、“愛してる”なんて言われなくっても良いんです。先生の一番じゃなくっても良いんです。だから、お願いです。側にいさせてください。私、先生の隣にいるだけで幸せなんです。」

言うつもりなんて毛頭なかった。墓場までもっていくつもりだった私の秘密。吐露してしまった私の気持ちは、もう止まるところを知らない。

しかし、スネイプ先生の一言で私の気持ちは風に吹かれた桜の花びらのように散った。

「私をバカにしているのかね、Ms.レドモンド?」

あんなに饒舌だった私の口は閉口、代わりに涙が流れる。この涙は悲しくて流れているのか、それとも悔しくて流れているのか…

必死に首を横に振り否定の意をあらわしておく。

私は買い被りすぎていた。スリザリンで監督生、薬学の成績は優秀、1年の頃から割りと先生に質問に行っていた。ちょっとした先生の優しさは、気まぐれだったのだろうか。

こんな結果になるのならば、私の気持ちなんて地下の奥深くにしまって一生思い出さないようにすれば良かった……











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