...Memo |
2014/06/15 04:05 |
ところで久しぶりのアオイトリ楽しんでいただけたようでうれしいですー! 実際のところ、自分としては茅乃と暁臣の話は本編で書ききった感があって(茅乃視点の最終話が残っておるのですが)、こう、テーマのないはみ出しSSは書けても長いネタは書けないだろうなーと考えていたんですよ。 でも久しぶりに二人を書いてみると、あー、なんかまだ書いていないこと残ってるかも、って思っちゃって。 うん、もしかしたらその後のお話も考えてみるかもしれないです。 リクエストいただいているネタと合わせるか、独立して作るかはわからないですけれど。 茅乃視点最終話を書き終わったら、また気持ちが変わるかもしれないですけれど。 執筆速度がご存じのとおりアレでソレなので本当に書ける日が来るのかはわからないんですけど……! 基本的に書きたいところ(あるいは作品のテーマ)を書き終えたら、自分の中でその話は終わりになってしまうので、続編を望まれても気持ち的に難しいことがあるんです。 キャラが生まれたら、その生まれてから死ぬまでも設定してる……というか、自然と出来上がっているので、その後を書くこと自体はできるんですが、えーと、なんというか、私の話ってその人物たちが一番定まらない瞬間が物語になっているので、定まっちゃうと後は蛇足になるというか。 (まあ、全部の話が全部同じつくり方をしているわけではないので、新婚さんのようにテーマがなくダラッと続ける話もあるんですが) アオイトリで言うと、間違った形から始まった二人がお互いの関係に決着をつけて収まるまで、が主題となっています。 なので収まっちゃったらもうあとは蛇足だよー、でも喜んでもらえるみたいだから蛇足も書いちゃう、というスタンス。 現在、私の代表作はヒロインかも〜だと言われるのですが、コメントでもいただいたように深月の代表作と言えばアオイトリ、だと私も思っています。 アオイトリ書いていなかったら、初期の読者さんも集まらず、小説はいずれ発表しなくなって趣味で終わってたんじゃないかな。 こうして皆さんが読みに来てくださったから、調子に乗って作品を出し続けて、拾ってもらえて作家の端くれになれたので、きっかけと言えばやっぱりアオイトリだなと。 書いていて、すごーく『帰ってきたな』と思うシリーズ。 ヒロインかもとは別の意味で特別。 十年くらいたったら手を入れて自費出版したいのよ、という野望を秘めていることをここに記しておきます。 フフ……完全受注生産とかしたいぜ……。 十年……生き残れてるかな……(すでに怪しい) |