▼ ライチュウと休息
「行け、ライチュウ!」
「ライラーイ!」
私はライチュウに命令を出し、野生のポケモンを追い払う。ここ、ワイルドエリアは一瞬の隙を出せばいつやられてもおかしくない。
野生のポケモンは去っていき、この場には私とライチュウが残された。
「ライチュウ、やったね」
「ラーイ」
「ここで一旦休憩にしようか」
私はそう言って、テントを出す。ここでキャンプするわけじゃないが、一旦休憩を取ろうと思う。
カレーを作ろうか迷ったけど、ライチュウがそばに寄ってきて私の服の裾をぐいぐい引っ張ってくる。
「あ、ボール遊びでもする?」
「ライ」
「それとも、ポケじゃらし?」
「ライライチュー」
ライチュウは鳴いた後、私の膝に乗ってきた。どうやらボールでもじゃらしでもなかったようだ。
私はライチュウを抱っこしたままテントへ戻るのだった。
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