▼ ポケモンセンターでの一コマ
「お、グリーンじゃん」
「……ん、ああ、ななしか」
私はとあるポケモンセンターでグリーンの姿を発見し、駆け寄った。
グリーンもまた、私が声をかけると手を振り始める。
「最近どうよ? 私は最近ピッピをゲットしたかな」
「最近は特に変わりないぜ。そういやお前、ジム戦は勝ったのか?」
「もちのろんです!」
そう言って私はグリーンにブルーバッジを見せた。
グリーンは「ほー」とつぶやいた後、私に顔を向ける。
「次はクチバだろ? お前、対策は大丈夫なのか?」
「クチバかあ……。正直ちょっぴり自信ないかも」
「じゃあ俺が喝でも入れてやるよ」
「え?」
グリーンは突然引っ張った。
あまりの突然さに私は呆気にとられ、唖然とする。
「ふぁ、ふぁにするんでふか」
「悪りィな。お前の頬って柔らかそうだなって思ってな」
そういってグリーンは私の頬から手を離した。
私は少し赤くなってる頬を撫で、グリーンに軽くパンチをお見舞いする。
「な、な、何するんですかーーーー!」
「いたたたた、悪かったって!」
「もー!」
「……次も頑張れよ! じゃあな!」
そう呟いて、グリーンは私の頭をポンポンと撫で、去っていった。
私もまた、ポケモンセンターで回復を済ませた後、休むのだった。
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