ポケモン | ナノ
▼ プロポーズ

私は今日、家でゴロゴロしている。
ナックルシティの一軒家で私はTVを見ながら手持ちのポケモンであるロコンと遊んでいた。
そろそろヤツが戻ってくるだろう。と思いながら私はTVの電源を落とし、ある人を待つ。

「おーい、ななし。戻ったぜー」
「キバナ!」
「コン」

私は戻ってきたキバナに抱き着いた。それにつられてロコンも飛び掛かった。
キバナはそんな私の頭を撫で、ロコンを抱っこする。
私はキバナがなにか持っていることに気が付いた。

「キバナ、それ」
「これか?ホワイトデーだからな、ななしにやろうと思ってな」
「わっ」

キバナはそう言って持っていた物を渡した。私が開けてもいい?と聞くとキバナは頷いた。ロコンもキバナの手から離れ、私の近くに寄ってくる。
私は早速箱をあけてみた。そこにはシンプルな指輪が入っていた。

「あの、これ」
「何って、指輪だぜ」
「もしかして、これって、ぷ、プロポーズ?」
「そうだ。ななしと一緒に暮らして結構経つからな、そろそろ結婚しようと思ってな」

キバナは指輪を手にし、私の薬指にはめた。ちょうどピッタリだ。
私がキバナの方を向くと、キバナはニヤニヤと笑っている。どうやら答えを待っているようだ。

「いきなりそんなこと言われて驚いたけど、いいよ、結婚しよう」
「そうこなくちゃなあ!」
「うわあ!」
「コン!」
「これで晴れて結婚できるんだな、ななし!」
「へへ、なんだか恥ずかしいよ」

キバナは私を抱きしめながら私の唇にキスを落とした。
私は顔が赤くなり、恥ずかしさでキバナの懐に収まった。
そんな2人を見ながらロコンは、祝福するかのように鳴くのだった。


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