Fate | ナノ
▼ 覚えてないけど

「おはようございます、ななしさん!」
「沖田さん、おはようございます」

朝、すれ違った沖田さんとおはようのあいさつを交わす。私はまだ眠たいが、沖田さんは朝から元気いっぱいだ。
そのままダヴィンチちゃんの元へ行こうとすると、沖田さんが私を呼び止めた。

「どうしたんですか?」
「いや、あの、昨日、夢にななしさんが出てきたんだけど内容、忘れちゃいまして……」
「夢?」
「はい。ななしさんが出てきたことは覚えているんだけど内容、忘れちゃったんです。いい夢だったことには間違いないんですけど!」

沖田さんはドヤ顔をする。可愛くて思わず頭を撫でた。沖田さんはくすぐったそうにする。

「じゃあ、また、お話ししましょうね!」
「はい、行ってらっしゃい!」

去っていく沖田さんを見送り、私もまた、ダヴィンチちゃんの元へ向かうのだった。



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