その他 | ナノ
▼ home dating

※学パロというか現パロ


「フリオニール、帰ろう」
「ななし、今行くぞ」

私は隣のクラスにいるフリオニールを呼びに行った。
フリオニールも私に気が付いて、帰り支度をする。

「今日は2人で帰るッスか。いいッスね〜」
「こら、ティーダ。茶化すな」
「じゃあ、お二人さん、バイバイッス」
「ああ、またな」
「ティーダもまたね」

ティーダの見送りを受け、私とフリオニールは帰路へ着くのだった。




「ただいまー」
「こら、ななし。俺の家だぞ」
「なんか家に入るのって久々だよね」

私はフリオニールの家に上がり、辺りをキョロキョロする。
フリオニールは現在1人暮らしであり、マンションの1室を借りている。
私はフリオニールの部屋に入り、ベッドに座り始める。

「ねえ、フリオ」
「なんだ」
「メリークリスマス」
「ああ、メリークリスマス」
「そんなフリオにプレゼントがあります」
「?」

私はそう言って、プレゼントをフリオニールに渡した。
プレゼントと言ってもクッキーを焼いて、持ってきただけだ。
フリオニールは早速プレゼントを開け、出てきたクッキーを食べ始める。

「ん、美味いな」
「よかった〜……。ちょっと不安だったんだ」
「そんなことはないさ。ななしも食べてみるといい」
「むぐっ」

フリオニールはそう言って、私の口にクッキーを入れた。
甘味が口の中に広がり、自分で言うのもなんだが美味しい。
フリオニールはそんな私を見て、フフッと笑う。

「何がおかしいのさ」
「いや、ななしが可愛いなって」
「ちょっ……!」

いきなりのフリオニールの誉め言葉に私は照れた。まさかの不意打ちだ。
顔を赤く染める私に、フリオニールもちょっとだけ照れる。
可愛いって言ったのはそっちなのになんだか納得いかないと思った私は、フリオニールをくすぐりはじめた。

「ちょっ、ななし、やめろ……!」
「なに赤くなってんじゃい!」
「恥ずかしいだろう!」
「ここはフリオニールの家だから誰も来ませんよ!」

一通りくすぐり終わった後、私もフリオニールも疲れたようでぜえぜえと息が上がる。
私は荒くなった息を抑え、フリオニールにこう告げた。

「フリオニール、大好きだよ」
「……! ああ、俺もだ」
「えーい!」
「ちょっ、ななし! いきなり抱き着くな!」

私はフリオニールの胸にダイブした。
フリオニールは赤くなるも私を抱き留める。
このまま私達は1時間ぐらいこうして抱きしめあうのだった。



戻る



book

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -