新たなファイターとの遭遇


今日は、新しいファイターさんが来る日だ。
マスターはそう言っていたけどどんな人が来るかはわからない。

「どんな人なんでしょうか……」

不安と期待を抱きながら、ドアの前に待つ。
ここでふと、見慣れないものが見えた。ブロック……だろうか?

「こんなのここにあったかな」

私はおそるおそるブロックをつんつんしてみる。ただのブロックのようだ。
と、その時、勢いよくブロックが壊れた。え、つついただけなのに!?とか思いつつ、ブロックの向こうの人影に気がつく。

「うわあ!」
「!」

私が驚き飛びのくと、人影もまた、おどろいて垂直にジャンプした。
私はおそるおそる目を開けてみる。そこには四角い人物がいた。いや、人なんだろうか……?

「あ、あのー……」
「……」
「もしかして、今日ここにくるファイターですか?」

私が尋ねると、その人物はコクリと頷いた。どうやらファイターのようだ。
しかし、この人物?はとにかく四角い。今までさまざまな人物や生き物を見てきたがこんな四角い人物は見たことがない。
あと、何時からドアの近くにいたんだろうか。

「え、えっと、よろしくお願いしますね」

私があいさつすると、その四角い人物は、手を出した。握手のつもりらしい。
握手しても四角張った手のポリゴン感……?がちょっと不思議な感じだ。握手を終えると、その人物は館へ入っていった。

「あ、名前聞きそびれました……」


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