怪談話
「まだ暑いな……水はないか……」
「水が欲しいんですね、はいどうぞ!」
「……ぷはあー! 少しだけですが蘇りましたよ!」
「それはよかったです」
「それはそうとピット君、君も水を飲みたかったのによかったのかい?」
「僕は大丈夫です。それよりななしさんこそ大丈夫ですか?」
「私は大丈夫だよ」
「それにしても暑いですね。尋常じゃありませんよ」
「そうだね……。なにか怖い話とかってありません?」
「また急に唐突ですね……」
「試合に起こったことでもいいんで!」
「わかりました! コホン、あれは暑い日の大乱闘で……」
「うんうん」
「実はフリーザーだと思ったらボム兵で……」
「えっ?」
「そのままそれを持ったまま落ちてしまいましたね! いやーうっかり」
「ちょっとちょっと、これのどこが怖い話なんですか! ただのうっかり話じゃないですか!」
「そんな急に怖い話とか言われても思いつきませんよ……」
「よーし、じゃあみんなを集めて百物語しよう! ピット君も強制参加だからね!」
「僕も頭数に入ってるんですか!?」
「じゃあみんなを集めてきますね!」
「あっ、行っちゃった……。でも百物語ってどんなのか少しわくわくします」
その後、ななし主催の百物語には50人くらいのファイターが集まったとかなんとか
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