翻訳魔法を解かれた少女


「らびんゆー!」

「リア煩いぞ!邪魔だ!」

「らぶみー!」

「……………」

「らびんゆーらぶみーらびんゆーらぶみーらびんゆーらぶみー」

「君は壊れた機械かッ!」

仕方無く羽ペンを動かしていた手を止めてドラコはリアに向き直った。


「で、何だ?」

「らびんゆーらぶみー」

「よし勉強再開だな」

「ああっ!ドラコ!」


えーとえーとと必死に言葉を思い出そうとするリアは見ていて楽しい。

先程ドラコは余りにも鬱陶しいので翻訳魔法を解いたのだ。

辛うじて聞き取れるようだが、話すのはやはり難しいらしい。


「ドラコ、ドラコ、遊ぼ!」

「却下!」


そう言ってドラコはまた勉強を再開した。

しかしやはりそれが不満なリアがドラコのノートと教科書を奪って逃げた。

リアは相変わらず楽しそうにドラコの名を繰り返し呼んでいた。


「遊ぶ、返す!」


それにしたって片言過ぎる。


笑うのを堪えながらサッと奪われた教科書とノートを取り返した。


「ああーっ!」


残念そうに声を出すと、観念したのか本を読むことにしたらしい。


あいつ、英語読めるのか?


しかし彼女が手にとったのは絵本だった。

余計な心配だったなと、ドラコはつらつらとレポートを書き始めた。




どのくらい時間が経ったのだろうか。

ふと後ろを見るとリアの姿がない。


慌てて部屋を見回すと案外早く見つかった。

ベッドに寝っ転がっていた。

毛布が規則正しく上下していることから寝ていると見て間違いないだろう。


「ったく、僕の部屋だぞ」


リアを起こさぬようにそっとベッドの端に腰掛けた。

すやすやと安らかな寝顔を見て、そういえばコイツの寝顔を見るのは始めてだったなと思う。


無邪気で、純粋なリアらしい可愛らしい寝顔だ。


それに比べて自分はどうだろうか。


ふるふると頭を振ってリアの髪を触ってみた。


サラサラで柔らかくて少し吃驚した。


何だか触っていたくてもう少しだけ撫でていることにする。


せめてリアが目を覚ますまで。


僕は可愛い妹に寄り添っていよう。





やってしまった近親相姦!
てか色々矛盾ありますねww
しかも相変わらず題名のセンスが皆無という。。。orz
まずリアは貰われてきた子なのでドラコと血の繋がりはなし!
で、最初にリアが言ってたらびんゆーらぶみーはノリで言っただけでドラコ君もその辺はよくわかってます(´・ω・`)
まだ矛盾ある?え、あ、あるだと!?
うん、し、知らない!さ、さよなら(((^^;)




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