「…………………んっ」
「ひあぁっ!!!!!!」

唐突に静雄の性器が弾け、白濁が臨也の腹に飛び散った。
臨也の白い肌を汚すそれは酷く倒錯的で、静雄は臨也の乳首を舐めながら息を荒げる。

「――――ちょっと折原、いないの?」


「ひィ…………っ!!」
ガリリ、と乳首を思いっきり噛まれ、臨也が目を見開いて身体を痙攣させた。
「しぅちゃ、なみえがぁ……っ」
トントンと軽い足音はどんどん臨也の寝室に近付いてくる。だが、臨也にとってそれ所ではなかった。静雄に小さな突起を執拗に虐められ、高められた股間はギリギリまで勃起しきっている。いくら事務所を兼ねているとはいえ、自宅の寝室では鍵も掛けていなかった。はむはむと唇の間で乳首を挟まれ、ちゅうちゅうと吸われる度にビクビクと股間が反応する。
「はぁ……っはぁ……っ、ぅあっ」
乳首に掛かる熱い息がもう堪らない。の行動にきょとんとして呆ける。しかし、高められた身体はすっかり射精の準備を済ませていて、後は絶頂までのラストスパートをかける為の刺激を待つのみだった。その為、何もせずとも臨也の身体はビクビクと震え、静雄からの愛撫への期待に満ちている。
だが、静雄からの刺激はそこでぴたりて止んでしまったのだ。
「…………え? しぅちゃ、や、あぅ、え?」
それまで密着していた臨也の身体から唐突に静雄が離れていき、冷たい空気が臨也の全身を撫でる。
「や、し、ちゃ、なんで?」
臨也の問いには答えず、静雄は臨也の隣にゴロリと寝転んだ。
「手前……仕事だろ」
余りにも素っ気ない返事に臨也は心細くなって、身体を上げて静雄を揺さぶる。それだけでも腫れ上がった突起はジンジンと熱を持って辛いが、この状態での放置はもっと辛かった。
「シズちゃぁん……っ、そんな、何で今さら……も、むりぃ」
ひんひんと泣きながら臨也は必死に静雄を揺さぶった。勃起した性器がブルブルと震え、乳首はジクジクと痛む。
「ちくび、ひりひりいたいのぉ……⊃、服、着れないよぉ、擦れちゃうぅ、ジンジンするのぉ……っ、ねえ、シズちゃぁん」
余りにも静雄が舐めるので、舌のザラザラとした突起だけの刺激でも擦り切れてしまっているのではないかと思うほど敏感になった乳首だ。これでは運良く股間はなんとかなったとしても上半身の服は着られない。
「ひりひり熱くて、じくじくいたいの、しぅちゃ、たしゅけてよぉ……」
ぐずぐずと泣きながら臨也が訴えると、ようやく静雄が半身をあげた。
そしてそのままベッドを降りると、サイドバックから何やら箱を取り出す。臨也がそれを不思議な面持ちで眺めていると、再びベッドがギシリと軋んだ。
「しょうがねえな……」
ベリッと言う音と共に何か薄っぺらい茶色く細長いものが取り出され、臨也は息を飲んだ。
「や……まさか……」
取り出されたものは、傷口などに着けることで馴染みの絆創膏である。臨也は静雄がそれをどこに着けるつもりなのかを瞬時に推測し後退った。
「んなに痛えなら、これ着けとけよ」
臨也にとっては死刑宣告にも等しい発言をしれっと言い放ち、静雄は臨也を引き倒した。そして手にした絆創膏の粘着部分をゆっくりと臨也の乳首に近付けていく。
「だめっだめぇぇ! そんなの着けたら被れちゃうよぉぉ……! らめ、あ、あ、んあっあ、ひゃあぁあぁんっ!!」
「安心しろ、仕事終わるまで待ってるから」

汚れたシーツや臨也の下着を抱え、ズボンとシャツを適当に羽織った静雄は臨也を残し部屋を出ていく。
常識人なのかはたまた非常識なのかよくわからない静雄の行動に、臨也は完全に取り残された状態で放心していた。















「待ってる=終わったらまた乳首舐める」という裏設定着き(笑)
多分「あ、おはよーございます」とか波江さんにも普通に挨拶しちゃうイケメン。
シズちゃんの行動に他意は全くない。
乳首大好きシズちゃん(笑)