※サイモン×臨也 付き合ってます。別人28号 盛ってるだけのお話w もう、溶けちゃいそう! 「ちょっと待ってよ、やだ」 大柄な彼に見合う大きな手がカットソーの中をまさぐり、俺は思わずひ、と息を飲む。 「ちょ、駄目だって、」 俺も別に男として小さい方ではないが、さすがに人種が違えば体格も違う。190強の巨体相手では俺の抵抗なんてまさにノミ蟲なみだ。すっぽりと抱き込まれてしまって身動きが一切出来ない。 『大丈夫だ、見えやしないさ』 何が大丈夫なんだよ、バカ! 耳元で囁かれたロシア語に、ざわざわと背筋が凍る。いや、こいつマジで犯る気だ。 『やだって、見える見えないの問題じゃなくてさぁ……!』 『興奮しないか?』 『しない!……っん、』 脇腹を擽られ、鼻に抜けたような声が漏れた。 「ぁ、っ」 太い指が乳首を掠め、思わず声が上がる……これ、立派な強姦だからね……!っひぁ!?』 突然、意外に器用な手が俺のズボンを寛げ俺のまさかの息子さんを握り込んだ。 「……サ、や、ぁふっ」 変な声が出てしまい、咄嗟に口を両手で押さえる。 「……〜っぅ、は、うぅ」 『押さえるなよ』 手の甲を優しく啄むようにちゅ、ちゅ、と吸われ、背筋がぞくりとした。 ゴソゴソと寿司屋の制服のポケットから手のひらサイズのローションを取り出し、ずらしたパンツの隙間からぐちゅぐちゅと俺の尻の穴の縁をなぞる。 (何でそんなもの持ってるんだよ!!) 「ん、あっ」 俺の突っ込みも虚しく、そのまま太い指がぐにぐにと入り込み、俺は思わず唇を噛み締めた。すると空いた手が乳首を弄るのを止め、固く閉じた唇をこじ開ける。 「やんっあ、ひ、あんっんぁ、さ、ぁ」 堪えきれなくなった声がひっきりなしに路地裏に響き、羞恥で頬が熱くなった。 止めてほしいのに声が止められない。煽るように俺は無意識に動いてしまう腰をサイモンの足に擦りよせた。 「き、もちい、ぃ、んっ、ぁぅ」 太くて長くて力強い指がぐりぐりと良い所を遠慮なく擦るものだからもうたまったものじゃない。 もう俺は訳もわからずヒンヒンアンアン喘ぎながら、熱くて堪らない身体を分厚い胸板に押し付けて必死にしがみついた。 駄目だ。堕ちちゃいそう。 いつか俺の身体が数メートルも飛んでくくらいの力で殴ってきた手が、ぐちゃぐちゃと性感帯を刺激している。 『臨也、挿れるぞ』 『……えっ!?えぇえぇえ!?』 瞬間、息を荒げたサイモンが軽々と俺の身体を持ち上げた。 「ひゃふっ!……んあぁぁぁあぁっ、んふ、ぁんっ」 ずくんっと大きな衝撃とともに、バズーカのようなサイモンの息子さんが俺を突き上げる。 それはいわゆる駅弁という格好で、内臓を押し上げられた苦しさに俺は必死にハヒハヒと浅い呼吸を繰り返す。 死んじゃう!ヤバい苦しい! 涙腺決壊よろしくぼろぼろと溢れる涙をなめとり、サイモンがあの温厚そうな笑顔でにやりと笑った。 「イザーヤ、キモチイイ?エッロイカオ、シテルヨー、孔ギュウギュウで拡がって、スゴイネー」 ムカつく。これはいつも俺をからかってるときの顔だ。シズちゃんとは違った意味でイレギュラーな存在であるサイモンにしか出来ないこと。わざとやってくるなんてなめてる。 まるで客引きの時のようなわざと下手くそな日本語で言われ、カアァと顔が熱くなった。「っ、ひ、あぁぅんっ、あっ、も、だっだめっ……!ひゃあっらめぇえ」 ついに泣き言をわめきだした俺を抱え、サイモンは容赦無くゆっさゆっさと身体を動かす。 「〜〜〜〜!!!あんっ!くひぃ……ひゃ、はあぁ、いくっ!んぁっいくぅぅぅ!」 感極まってサイモンにしがみつき、まるで盛りのついた猿みたいに俺はびくびくと身体を痙攣させて達した。 ************* 『さいっあく!俺明日も仕事なんだけど!』 わめく俺を乗せ、池袋の路地を歩くサイモンはあんなに激しい運動をした後だと言うのに軽い準備運動だとでもいうような涼しげな態度だ。俺はもう少しも動けない。 『あれ?こっち新宿じゃないんだけど……』 いつの間に来ていた見慣れぬ道に俺は首を傾げる。 『だってこれから家に来てニ回戦目だろう?』 『はぁあぁぁ!?何それ!!無理!だって俺もう腰もお尻も痛いもん!絶対無理無理無理無理!!』『まぁ落ち着けよ。お前が動けなくなれば池袋の街は平和になる。万々歳じゃないか』 冗談じゃないよ! 俺はなんとかサイモンのでっかい背中から飛び降りようと両腕を突っぱねたりして頑張るが、サイモンの太い腕が俺の両足をがっちりガードしていて身動きがとれない。むしろそれが驚きの安定感をもたらしていた。 『お前も恋人の愛に包まれて動けなくなるなら万々歳だろ?』 『…………うっ』 『嫌なのか?』 サイモンに問い詰められ、ごくりと喉を鳴らす。 いや、あれ? 俺は人間が好きだ!愛してる! でも一方的に与える愛とは違う。なんだこれ。 「……ほんっと想定外」 『ん?何か言ったか?』 『ばーか!!知らない!!』 こんな熱々なの俺には似合わない!!! 終! |