一旦着替える為に真田さんと風魔さんに部屋を出てもらった。
着替えたわたしは松葉杖をついて部屋を出た。
「…何でポットが破壊されてるんですか」
「申し訳ござらぬぅぅぅ!!!」
「犯人あなたか」
「何やら奇妙な音がした故…敵襲かと」
「ポットから敵襲出てきたらビックリですね」
っていうか風魔さん止めてくれよ。
この人止めてくれよ。
「いいですか?今日本では戦なんてありません」
「!」
「なんと!では今は泰平の世にござりますか!?」
「うーん、殺人事件とかありますけど…まあ戦国時代よりは平和でしょうね」
だって戦国時代って戦しまくってた時代でしょ?
天下は俺が取るぜ的な時代でしょ?
確実に今の方が平和だよ。
「だから武器持って外に出たら捕まりますからね」
「承知いたしたァァ!!!」
「真田さんうるさいです」
この人台詞のほとんどにビックリマークつくな。
どんな育て方したんだよ。
「あれがテレビ、これがソファ、それがパソコンです」
「てれびとそふぁとぱそこんでござるな!」
「壊したら殴りますからね」
真田さんに言った。
だって壊すのって真田さんでしょ。
風魔さんはいきなり壊さない…ような気がする。
「…あ」
「?」
「む?いかがなされた美柑殿!」
この人達、服着替えさせなきゃ。
風魔さん何か兜かぶってるし。
真田さんにいたってはほぼ半裸だよ通報レベルだよ。
あとなんだそのハチマキ。
「服を脱げ」
「…!?」
「は、破廉恥でござるぞぉぉ!!」
言葉足りなかった。