PM12:00。
「今日のご飯は…」
「かれえでござるな!」
「…(コクリ)」
我が家のお昼は12時きっかりです。
風魔さんがお昼を作るようになってからこの時間になった。
12時にできるようにご飯を作ってくれる風魔さんは体内時計が凄いんだろうな。
「ぶへァ!!!」
「え!?何なに!?」
「…!?」
カレーを一口食べて真田さんが噴出した。
え、何事?
毒?毒でも入ってたの?
「かっ…辛いでござらぁああ!!」
「そういえば家に辛口のルゥしかなかったですね」
「…?」
適当に入れたのか風魔さん。
でもね、辛口っつってもそんなに辛くないと思うんだ。
昔って辛い物なかったのかな?
「……」(パクパク)
「あれ、風魔さんは普通に食べてる」
じゃあ真田さんが辛い物に異様に弱いだけか。
「某、これは食べれぬ…」
「…ソースかけます?」
まだ一口しか食べてないのに残すとかもったいない。
ソースかけたら辛くなくなるもんね、確か。
「そぅすでござるー!」
「あっ」
真田さんによってソースがカレーに投入された。
まだ四回しか使ってないソース、全部。
ドバドバドバァって言ったよ。
「…む?そぅすの味しかしないでござるな」
「そりゃあそれだけ入れたらそうなるでしょうね」
「…(コクリ)」
その後我が家には甘口のルゥが用意されるようになりました。
ちゃんちゃん。