:)雲雀side
「兄妹……?」
「はい!兄妹です」
「六道骸ときみが?」
「きみじゃなくて夢です」
「……………」
思考停止。
確かに似てるけど。髪型そっくりだけど。
でもまさか兄妹って。夢じゃないよねまさか。
「……本当に、兄妹なの?」
「イエス!」
「マジ兄貴?兄貴マジ?」
「大丈夫ですか雲雀さんキャラ崩壊してますけど」
「うんもうキャラとかいいや」
「あ、いいんだ」
「………六道骸の、妹……」
咬み殺す、という考えはどこへ行った?
そうだ。咬み殺すんだよ。六道骸の妹だし。
「……きみはこ「夢です」ちょっと、台詞の途中で遮らないでくれる」
「きみじゃないです夢ですきみだと卵みたいじゃないですかなめてんですかシバきまわしますよいいんですかシバきまわした後にそのトンファーを油ギッシュにしてあげましょうかテメーこのやろう」
「何この子最後のほうすごい偉そうなんだけど。あとトンファー油ギッシュは止めてお願い」
「分かればいいんです、分かれば」
「ホント何この子すごい腹立つんだけど」
−−キーンコーンカーンコーン‥
「あっチャイム鳴った。アデュー火柱さん!」
「うん、雲雀ね。火柱さんって相当怖いから」
「似たようなもんじゃん」
「全然違うから。火柱さんって僕燃えるよ?」
「仇はうってあげます四年後くらいに」
「それやった人忘れてるよね。っていうかきm…夢が言ったんだよ」
「キャッホゥ!!名前で呼ばれちゃったキャハッ!」
「“きみ”って呼ぼうとしたら筆箱からカッター取り出されたからね」
「あっ授業忘れてた。さらばだ火柱…違う人柱さん!」
「雲雀ね」
少しだけ。
ほんの少しだけ、
“楽しい”と思ったのは気のせい、かな。
嵐のようなパイナップル
あ、咬み殺すの忘れてた