:)ツナside


「婚約おめでとうございます、雲雀さん」

「…何で知ってるの?」


監視カメラで雲雀さんと夢ちゃんがちゃんと仲直りするか見てた。
すると、まさかのプロポーズ。しかも夢ちゃんから。
今急いでパーティーの準備をしているところだ。


「あれですよ、俺の超直感」

「マジでか」

「でもホントは雲雀の部屋についてる監視カメラ見てただけなのな!」

何で言うんだ山本ォォォ!!!

「何してんだ沢田!!」


あっはっはと笑いながらぶっちゃけた山本。
何で暴露った?
後で山本減給にしとこう。


「まあいいじゃないですか、監視カメラの一つや二つ」

「よくねーよ」

「この際言いますと雲雀さんが夢ちゃんに顔面殴られたのとかも見ました」

「……ちょっと引きこもってくる」


雲雀さんはぐるりと方向転換した。
さっきようやく出てきたのにまた引きこもる気かコイツ。
俺だって引きこもりたいさ!!
マフィアとかめんどくさいんだよ!


「ヘイマイダーリン!チョベリバ!」

帰れ。

「何で!?」


何か来た。
まあ夢ちゃんが来たんだけども。
雲雀さん超無表情で帰れっつったよ。
この二人本当に結婚するのか?


「照れちゃってこのこの〜」

「……(燃えればいいのに)」

「夢ちゃん、どこ行ってたの?」


凄まじく嫌そうな顔をしながら夢ちゃんを見る雲雀さん。
部屋から一緒に出てこなかった夢ちゃん。
気になって聞いてみた。


「お兄ちゃんの所に結婚の報告しに行ってたんだよマヨマヨ」

誰がマヨマヨだ。…骸大丈夫だった?」


アイツのことだ。
雲雀さんと夢ちゃんが結婚するなんて知ったら卒倒でもするんじゃないだろうか。


「大丈夫だったよ。『そうですか…クフフ』って言ってた。何故か縄を用意するように言われたけど」

「骸ぉぉぉ!!!」


自殺だ!自殺する気なんだ!!
どんだけシスコンなんだ!?


「大丈夫だよマヨリン!」

いちいちあだ名を変えるな。何が大丈夫なの?」

「縄渡してないから!」


エッヘンと胸を張って言う夢ちゃん。
てっきり絞めるんじゃないかと思ってたよ。
案外お兄ちゃん思いなんだね!見直したよ!


「代わりに拳銃渡して来たから!!」

骸ぉぉー!!!!


何てもの渡すんだ!!
そしてどこから入手した!?

ガチャ


「おいツナ、俺の銃知らねえか?」

「リボーンのかよォォ!!」



08
ボスに結婚のご報告!

( 報告される前に知ってたけどね )





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