:)雲雀side


「恭弥先輩ぃぃい!!!」

「ギャァァア!!」


こんな会話から、十年。
僕も夢も変わった。


恭弥さぁぁぁぁん!!!

「激しく前言撤回します」


何も変わってなかったよこのバカ。


「デートしましょーよーデートー!ゲームセンター行ってひたすらモグラ叩きやりましょーよー」

「何でゲームセンター行ってモグラ叩きオンリー?てか行かねーし」

「じゃあゲームセンター行ってどう森しましょーよー」

家でやれよ


何でゲームセンターでどう森?
そんな悲しいのやだよ。


バタバタ ガッ ドタドタ…


夢――!!!約束通り5分でジャンボラーメン三杯食ってジュース買ってきたからデートしようぜ!!

「途中からパシられてるよ君」

「マジでやったんだ」


獄寺隼人も変わってなかった。
変わったの僕だけじゃね?
…というか、


「ちょっと、デートって何」

「冗談でジャンボラーメン(中略)買ってきたらデートしてもいいよって言ったらマジでやりました」

「ジャンボラーメンなんか一飲ゲェッフみだぜ!」

「だぜ!じゃねーよバカだろお前」

「ほんと獄寺バカ人ですね」

「夢〜〜vV」

「黙れ。わたしは今から恭弥さんとデートするんです!」

「許可だした覚えないんだけど」

「俺とデート行ったらゲーセンでマリカし放題だぜ!」

「そんなので夢はつられないよ」

「マリカし放題…!」

つられんのかよ


もうヤダこいつら。
しんどい。精神的に。
沢田の所に休暇貰いに行こうかな…


「……暖かい所行きたいな」

「温泉行きましょう!レッツ混浴!ビバ混浴!」

「俺も!俺も!」

「埋まれ獄寺隼人。もういいよゲームセンター行けばいいんでしょもう」

「じゃゲームセンターでポケモンしましょうか!」

「変わってんじゃねーか!!」



01
結局誰も変わってなかった


( 沢田綱吉、休み頂戴。1ヶ月くらい )
( ビバ混浴! )
( 夢ちゃんと2人で2日の休みならとれますけど )
( やっぱりいい )
( 何で?! )




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