:)雲雀side



夢が僕の名前を間違えた数、軽く50越え。
覚える気、0%。


やれ「非常階段さん」だ


やれ「ヒアルロン酸さん」だ


やれ「日沼さん」だ


やれ「比叡山さん」etc…
いい加減怒るぞ。本気で。


「東日本さーん♪」

ダァァァ!!!!

日立造船さんが発狂した!!


発狂?!


「雲雀だって言ってんだろーがァァ!!もう長いこと一緒にいるのに何で覚えない?!」

「えへ」

「ほんと咬み咬み殺すよ?」

「二回咬むの!?」

「ほら雲雀って言ってみ。ひーばーりー」

「ひーわーいー」

「死ねばいい」


もしくはその耳付け替えろ。


「ひでぇ!…そうだ!ツナマヨ(ツナ)みたいにあだ名つけよう!」

「沢田のあだ名ツナマヨになったんだ…」


ドンマイ沢田。
夢の餌食になったんだね。


「山本くんはヤマさんで獄寺くんはごっきゅん(仮)です」

「(仮)?(仮)って何?気になる」

「ごっきゅんはあだ名がよく変わります。だから(仮)」

「ふーん…」

「雲雀恭弥だから…」

「あ、僕の名前知ってたんだ」


っつーか知ってるなら呼べよ。


「キョン先輩」

ハ●ヒじゃん

「じゃあアローン先輩」

「は?」

「因みにアローンの意味は【孤独】です」

やかましい。ほっとけ」

「じゃあ美化委員長」

「僕風紀委員長。並中最強風紀委員長。分かる?」

「イエスアンドノー」

「どっちだよ」

「それにしても悩みますな。雲雀キョ」

「雲雀キョ!?止めてよそんなあだ名」

「じゃあトンファーさんで」

「それ僕の名前の欠片もない」

「わがままですね!そんなにわがまま言ってたら平手打ち力一杯かましますよ!」

「何この子怖い。ごめんなさい」

「雲雀キョ、何かいいあだ名ありますか?ないなら雲雀キョで」

「何その二択。……しょうがないな」

「?」

「特別に名前で呼ばしてあげるよ。“恭弥”って呼んでいいよ」

「……恭弥、先輩」

「…うん…まぁ、うん。それでいいよ」

「…えへ。きょーや先輩!」

「っ(かわ、いい)」



僕の別にしてあげる
本当は君の特別になりたい




 \ あ と が き /
雲雀→←夢になってきましたね!
多分30話くらいで終わると思います。
では、次回もお楽しみに!


091017 夜鶴
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