小さな憂鬱
小さい頃の夢を思い出した。
時計は夜中の二時をとうに過ぎていた。
眠れない。
小さな憂鬱が生まれる。
過去は曖昧で、いつも私を苦しめる。
真っ暗な部屋は何だか気味が悪かった。
見えないため息を吐いて、そっと寝返りを打つ。
憂鬱は部屋いっぱいに満ちて。
私は独りで窒息死。
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