もしも空を飛べたなら

もしも空を飛べたなら
夢見るくらいは出来る小さな箱庭の中
白い雲が憎かった
青い空が憎かった

自由な鳥が憎かった

ある日、小さな私の背中に
白い翼が生えたなら
すぐさま飛んでいってあの鳥を蹴落としたい

そして、この庭に戻ってゆっくりと眠るの

嗚呼、なんてちっぽけな幸せ


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