半兵衛誕生日2013 | ナノ
★9/11(旧暦半兵衛誕当日)の時間指定ツイート

8:15
三成「半兵衛様、御誕生日謹んでお祝い申し上げます……!!」半兵衛「ありがとう、三成君」三成「……それで、半兵衛様は本日でお幾つになられたのですか……?」半兵衛「469歳」三成「……な、っ……!?」半兵衛「冗談だよ」

9:15
三成「差し出がましく詮索しようなどと考えてはいないが、半兵衛様は本当はお幾つでいらっしゃるのだろう……刑部、貴様は知っているか?」大谷「さてな。われの知る限り城内では、45歳も27歳も20歳とも噂されてあったが……」三成「……ようするにまるで見当がつかないのだな」

10:15
家康「半兵衛殿か? ワシの背がこのくらいの頃から半兵衛殿だぞ、ハハ」三成「……頭痛がしてきた……」家康「?? 大丈夫か??」大谷「……それのことはわれが見るゆえ、ぬしは気にしやるな」

11:15
家康「うーん……気にするな、とは言われたがなんだかワシも気になってきたな……誰か半兵衛様のお年を知っている者か、調べられる者はいないだろうか」忠勝「……!!!?」家康「……ん? 成程、それはいい考えかもしれないな」忠勝「…………!!」

12:15
半兵衛「やあ、秀吉。昼餉かい?」秀吉「うむ」半兵衛「……」秀吉「……どうした?」半兵衛「……いや……なんでもないよ。僕も腹拵えをしておこうかな」秀吉「うむ」――三成「……!!」官兵衛「……」

13:15
三成(……もしや半兵衛様は、秀吉様からのお祝いのお言葉を待たれていたのでは……しかし、秀吉様のあのご様子……まさか本日が御誕生日だとお気づきになっていな……いや、まさかそのようなことが……)官兵衛「やれやれ仕方のない奴等だな……後でそれとなく小生が気づかせてやろう」

14:15
官兵衛「いや〜、しかしあれだな〜、長月も十一日となると日が高くても結構涼しいもんだな〜、秀吉?」秀吉「うむ」官兵衛「うむ、うむってお前さんなあ……もっと他に言うことないのか、何か!」秀吉「官兵衛よ……4には出るのか?」官兵衛「それは小生が聞きたいねッ!!」

15:15
官兵衛「あれで、うまくいくと思ったんだがな……なんて鈍い奴なんだ。あんなんでよくも天下を取ろうなんて思えるもんだよ、まったく」大谷「やれ、おのれの無能を太閤の責にするとは、まこと畏れ入ったわ……はやに三成の耳に入れねばなァ」官兵衛「あ、ちょ、おい、待てッ!」

16:15
三成「半兵衛様……秀吉様……」家康「三成、半兵衛殿のお年のことなんだが、今忠勝が」三成「黙れ、家康!!今は貴様の下らん戯言に付き合っている時ではない!!」家康「下らん戯言って、お前が言い出したんじゃ……?」

17:15
??「そんなことより俺は、三成様の御誕生日が何日かのほうが気になるけどね……そこのあんたもそう思わないかい?」??「オレ様はさぁ……あのクソムカつくタヌキ野郎の寿命がさぁ、あと何日かのほうが気になるよ、ねえ?」

18:15
忠勝「……!!?」孫市「そうか、竹中半兵衛の実年齢を探っているのか」忠勝「……!!」孫市「気にかかるのは理解出来るが、大した理由もなくあの男の身辺を嗅ぎ回るのは控えたほうがいい……余計な秘密にまで首を突っ込むことになりかねないからな」忠勝「……??」

19:15
大谷「三成よ、ぬしがそう頭を抱えることもなかろ。かの太閤のことよ、何か考えがあってのことに相違ない」三成「……っ、そうだ。秀吉様が、半兵衛様の御誕生日を失念されることなど、万に一つもありえないッ!」大谷「そうであろ、そうであろ」

20:15
官兵衛「面倒だからいっそお前さんのほうから秀吉に聞いたらどうだ? 今日は何の日だ、ってな」半兵衛「……僕のことを気にして世話を焼いてくれるなんて珍しいね。それが君からの贈り物かい?」官兵衛「いや、別に小生はだな……」半兵衛「ありがとう。でも、それはきっと君の取り越し苦労だよ」

21:15
忠勝「……!!!」家康「孫市はそんなことを言っていたのか……確かに、一理あるかもしれないな。三成ももう気にしていないようだし、半兵衛様のことを詮索するのはこれきりにしよう」忠勝「…………!!」大谷「……やはり、真相は藪の中か……ヒヒィ」

22:15
半兵衛「……秀吉」秀吉「どうした、半兵衛よ」半兵衛「やっぱり昨夜のこと、お礼を言わせて貰おうと思ってね」秀吉「礼など無用と言った筈だ……お前の誕生日を祝うなど当然のことではないか」半兵衛「でも本当に、君が誰よりも早く祝ってくれたこと……嬉しかったよ」

23:45
半兵衛「また一つ、齢を重ねることが出来た、な。……大丈夫、まだ幾らか時間はある」

★9/11(旧暦半兵衛誕当日)の限定リプライ

「誕生」→半兵衛「僕の誕生日を覚えてくれていたのかい? ありがとう。また君たちと今日という日を迎えられて嬉しいよ。……大袈裟じゃないだろう?こんな時勢だからね」


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