#リプでもらったCPについて自分の趣味全開の考察と展望を述べる【三成×慶次編】
2013/09/26 20:49

2013年09月2日(月)にTwitterに投稿した内容のまとめ


 三慶は、ひとつの壮大な物語のとても幸福なエピローグ。終わりから始まる物語である。 3をプレイした当時、三成にとって最良の結末とは果たしてどれだろうと考えた。
 秀吉様の後継者としてようやく歩き出す三成青? 信頼に足りる仲間が出来た孫市青? 新しい友達が出来て家康ともいつか和解できるかもしれない元親緑?――それぞれ好きだけど、可能性未知数で、三成がこれ以上何も失わずに済むかもしれないのはやはり慶次緑だろうと。
 この時点では、慶次とのことをCPとはあまり見てなかった。慶次が確実に年下と見られる三成を「三成さん」って呼んでたのは結構印象的だった。豊臣の忘れ形見である三成の存在を気にかけながら、立場的にも心情的にも距離を置かざるを得ないがゆえの「さん」付け。
 緑ルート終盤以外、三成の前ではいつも慶次は挙動不審で、用があるのかないのか、秀吉様の知り合いなのか違うのか、敵なのか味方なのか、まったくわけのわかんない奴だと思われていたに違いない。
 というか、原作では慶次と秀吉様の因縁を結局知ることなく終わるので、恐らくわけわかんない状態で終わっている。では、わけがわかったらどうなるのか?――その答えが劇バサであった。私の推しCPに三慶三が急浮上するに至った伝説のラストパーリィ。
 慶次緑の先にあるかもしれない最良の結末はそこにあった。「私の知らない秀吉様の話をいつか聞かせて欲しい」映画館だし、絶叫ナイトでもなかったし、実際叫びはしなかったけど、三成のこの台詞聞いた瞬間、心の中で凄い声上げた。今でもありありと思い出せるあの衝撃。
 三成が他人に対して「〜して欲しい」ってお願いするなんてことは、まず滅多になかった筈。「聞かせろ」ではなく「聞いてやらないこともない」とかでもなく、すごく慶次のことを尊重した言葉をあの時、彼は使ったんだよね。
 三成は慶次のことを認めると同時に、覇王ではない秀吉様の過去を受け入れた。この時、慶次が苦しみながらも秀吉への思いや昔の思い出をずっと抱えて来たことが、ついに報われた気がする。
 どこにも留まれずふらふらと彷徨い続けてきた慶次と、休むことなくひたすら走り続けてきた三成が、ようやく立ち止って、腰を据えて、長い話をする。
 慶次は秀吉がどんなに優しくて、大事な友達だったかを笑って三成に話すだろう。三成は秀吉様がどれほど強くて、立派な主だったかを誇らしげに慶次に語るだろう。お互いの話に驚きながらも、自分の知っている亡き人の面影を確かに感じるだろう。
 たっぷり思い出に浸った後で、それじゃあ前を向いてまた歩き出そうか……となった時に、お互いが自然に大切なパートナーになってる、そんな三慶が理想です。



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