二周年&アンケ座談会【1】



 創作恋愛小説サイト
「ももゆめ」
二周年記念特別インタビュー


 皆様のおかげをもちまして「ももゆめ」も二周年を迎えることが出来ました。
 どれだけ言葉を尽しても伝え切れないこの感謝の気持ちが皆様の心に届くことを願います。


 それでは彼の存在無くしてはももゆめを語ることが出来ないとまで言われ、サイト開設当初から一緒にももゆめを支えてくれたこの方から二周年の挨拶を頂きたいと思います。

 では、よろしくお願いします。

「はい、ただいま……」

「そんなかたっくるしい挨拶なんて……」

 あの……。

「どういうこと?」

 申し訳ありませんが、今回お呼びしたのはおひとりなのですが……。

「だろ? 俺の存在なしじゃ今のももゆめはなかったんだからな」

 いえ、あの……。

「そういうことだからさ、お兄さんはもう帰っていいよ」

「帰るのはお前の方だろ」

「ってか、お兄さん誰?」

「人に名を尋ねるのなら、先に自分が名乗れよ」

「何、その上から目線。ムカツク……って俺の顔知らない奴がいたこともビックリだけどさ。俺の名前は中塚陸。で、あんたは?」

「瀬戸雅樹。時間の無駄だからさっさとどけ」

「は!? 何、言ってる意味分かってんの? あーもういいや……せっかくのめでたい席で白けちゃうし、ねぇー進行の人もさーしっかりしなよ。お前の出る幕じゃないってガツンと言ってやんなよ」

 ガツン、とですか……。

「そうそう。勘違いしちゃってる可哀相な人には言わなきゃ分からないって」

 そうですよね。それでは……今後の進行に影響が出ますので、ここは無礼を承知で言わせて頂きます。

「うんうん。もったいぶらないで言っちゃいなよ」

「…………」

 スーーーゥッ。

 いつもいつも自分が呼ばれると思ったら大間違いなんだよ!

 呼ばれてもないのにノコノコ出て来て、しかも進行まで邪魔してくれてこの後に影響が出たら創造主様に怒られるのは私。

 大人しくそこの隅で小さくなってなさい、中塚陸!

「そうだ、そうだ! 隅で小さく……………………って俺?」

「だから最初からそう言ってんだろ。邪魔だ、どけよ」

「ちょ、ちょっと! 何かの間違いだろ? 俺じゃなくてコイツってどういうこと?」

 決定事項ですので。

 それでは瀬戸雅樹様……少々アクシデントはありましたが挨拶の方を宜しくお願いします。

「は……えっ!? ちょっと待てって……」

「改めまして、瀬戸雅樹です。ももゆめを代表していつも来てくれる皆さんにお礼を申し上げます」

「おいっ! 勝手に進めてんじゃねぇって!」

 中塚様、お静かにお願いします。

「むぅぅぅ……」

「至らないところは多々あるかとは思いますが、皆様と一緒にこれからも楽しい場所にしていきたいと思います。これからも宜しくお願いします」

 ありがとうございました。

「いや、時間がなくなったせいでかなり簡潔になってしまったな」

 とんでもない、短い中に皆さんの気持ちが込められている素敵なご挨拶だったと思います。

「とりあえず……大役は済ませたし、俺は一度下らせて貰う」

 はい、お疲れさまでした。

「勝手に終わらせるなぁぁぁっ! 誰だっ、この配役決めたのは誰だっ!」

 中塚様……いい加減諦めて頂けないでしょうか。

 この後の予定も詰まっていることですし……。

「うるせぇ! 責任者出せっ、責任者! 納得行くように説明出来る奴連れてこいよっ」

 そう言われましても……。

「アイツに決めたの誰だよ! それくらい知ってんだろっ」

 それは……。

「言えよ」

 でも……。

「いいから、言えよっ」

 …………ハァ。

 創造主様、でございます。

「まーーーたーーーかーーーっ!」

「あンの、ババァッ!!! でてこーーーーーーいっ!」

 それでは皆様、この後もお楽しみ下さい。

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