▼聲物語ネタメモ ・ラジオネタ 「ラジオネーム『林檎をむいて歩こう』さん。『先日、友達と二人でレンタルビデオ店に行きました。わたしは三年ほどまえに放映された某連続ドラマのDVDを借りようとしたのですが、全十三巻のそのドラマ、八巻が他の人に借りられていたので、七巻までしか借りることができませんでした。最終回近くが面白いと聞くドラマだったので、とても残念でした。ないのは八巻だけで、九巻から十三巻まではちゃんと揃っているのに。「七並べで八を止められている気分だよー」と言うと、友達は言いました。「今頃、八巻を借りてる人はほくそ笑んでるんだろうね」』……八巻を借りている人は今頃ドラマを楽しんでいると思いますよ。私は纏まった休みがなかなか取れない立場なので休みを利用して一気に見るということが出来ず仕方なく一巻ずつ借りて長期スパンで視聴するタイプなのですが、その某連続ドラマの八巻を借りた人もそういうタイプかもしれませんね』 「ラジオネーム『大熊猫大好き』さん。『片想いをずっと続けられたら……それは両想いよりも幸せだと思いませんか?』……私はそうは思いませんね。それはただ恋に恋していると自分を騙しているのであって、本当の幸せではありません。永久に恋で良いと言うのならばそれて十分かもしれませんが、人間はとても利己的な生き物なのです。恋だけじゃ足りなくなる。そのうち愛を求めるようになり、両思いを求めてしまう、我儘な生き物なんですよ」 「幸せの価値観なんて人それぞれですから、あまり言いすぎるのは良くないですね。でも、私の幸せを勝手に決めつけないで下さい。私は片想いのままなんて真っ平です。終わり方が失恋であっても、次の恋に移行できますからね」 ・暦に彼氏自慢しに行く 「名前ちゃーん!」 「やんっ……!」 背後から何者かに胸を揉みしだかれ、名前の口からは艶やかな吐息と喘ぎ声。 声を我慢しようとしているところも意地らしく、可愛らしく、いやらしい。 「!」 「もう。こんなことするのは暦しかいないよ。中学生の時のノリをずーっとやるなんて、変わらないなぁ」 「わざわざ要件も言わずにこっち来るなんて、里帰りか?」 「彼氏を自慢しに来ただけだよ」 そう言って繋いでいる手を見せつけるように上げ、笑う。 「……彼氏!?」 「うん。だからもうセクハラは禁止ね。そもそも彼女いるくせに他の女の子にセクハラってヤバいよ。万死に値する」 「それとこれ」 「ん、何だこれ……」 「早乙女学園の文化祭案内。暇なら彼女さんと来てよ、未来のアイドルがいっぱいできっと楽しいよ」 ・母親が会いに来る。再婚相手がギャンブルで破産。名前の素顔が雑誌で報道されたしまったことにより母親が会いに来て金をせびる。 「私だって恥を忍んで来てやってるのよ」 「分かった。今あるだけ渡すよ」 「だから、もう、わたしに関わらないでください」 ・もう一回怪異の被害に遭い最終的に怪異に成ってしまう話も書きたい(願望) 「さて、阿良々木君や委員長ちゃんと同じ怪異に成った感想は?」 ・トキヤとの恋愛が発覚。解雇されそうになる 「良いんですか? 稼ぎ頭を解雇しちゃっても」 「わたしは勿論、彼は確実に売れっ子アイドルになりますよ? そんな彼を退学させても良いんですか?」 「解雇されてこの業界にいられなくされてもわたしは構いませんよ。生きていく術はありますから。そもそも契約書には“恋愛禁止”なんて書かれていませんでしたから不当解雇になるんじゃないですか?」 「恋愛禁止だなんて古いですよ。社長だって若い頃は色んな女の子を取っ替え引っ替え遊んでたんじゃないですか?」 「社長の年齢から計算すると隠し子は大体わたしと同じくらい……まだ見ぬ父親を追いかけアイドルを目指していてもおかしくない年齢ですよね?」 「例えば隠し子の母親が飛行機事故で記憶をなくして他国の王と恋に落ちて王妃になっていてその王位継承権を持つ子供がシャイニング事務所にいて社長の隠し子と同じグループになってたとか……」 「だったら面白いと思いません?」 「お前、どこでその情報を……」 「現地で噂を聞いた友人に教えてもらったんです。彼女、何でも知ってるんですよ」 何でもは知らない、知ってることだけ。そんな幻聴が聞こえてきそうだが、今はそんな冗談を言っている場合ではない。 (ネタバレメモ:音也とセシルは異父兄弟) 「面白い。このオレを脅そうというのか?」 「脅すだなんて人聞きの悪い。ただちょっとわたしたちの仲を黙認して頂ければそれで」 「……わかった」 「その代わり不祥事は起こすなよ」 「大丈夫ですよ。わたし、こう見えても貞操観念強いですから」 「すげーよ! あの学園長を言い包めるなんて!」 「もう我慢して失うのは懲り懲りだもの」 ・マスターコース中(ドラマCDネタ/付き合ってるのバレる前) 温泉紹介番組の前乗りと称してその旅館に一泊することになったST☆RISHのメンバー。 それは良いのだが、なぜか番組ナレーションを担当する名前まで宿泊することに。 早乙女曰く実際に体験した方がナレーションにも力が入ると言うもの、らしい。というのは建前で、最近仕事が建て続けな彼女に慰労してもらおうという真意だ。 そんな早乙女の気遣いに気付いているのかいないのか、いつもと変わらぬ様子の彼女は束の間の休息を楽しむことにした。 「はぁ〜、癒される〜」 「レディ、そこにいるんだろう?」 壁の向こうからレンの声が聞こえてきた。 「いるよー」 彼女の特有のよく通る声が返ってくる。 手練れのレンと、よく分っていないセシル以外の思春期の男子にはこの状況で発せられる名前の声というのは最早毒だ。 温泉という場もあってか思春期特有の妄想力が向こう側の様子を勝手に妄想してしまい途端に心臓が早く脈打つ。 「今初恋の話をしなければ温泉から出られないというゲームをしているんだけど、レディもどうかな?」 「あはは。いいねぇ、面白そう」 トキヤは彼女の声に耳を集中させる。 「初恋の相手はね、幼馴染みの男の子だよ」 十四年間誰にも言えず 「幼稚園で初めて会った時から中学を卒業するまでずーっと一緒のクラスでね、好きだって自覚したのは幼稚園の年長に成った時。……今思えば出逢ったあの時から好きだったのかもしれないね。あはは」 「ずーっと言えずにいたらその人にはもう恋人が出来てたの。もっと早く伝えていたらあの人の隣にいるのは私だったのかなって考えたこともある」 「……でも今はもっと好きって想える相手がいるからいいの。私の十四年を上書きするくらい素敵な想い出を作っていこうって言ってくれて、嬉しかった」 「トキヤ顔真っ赤だけど大丈夫!? のぼせた!?」 「何でもないです。大丈夫です。のぼせてません……」 ・ラジオドラマ 「イチコの旦那役……」 「わたし男声なんて出ないよー」 「そもそもこのドラマ何なんだろう……?」 感想。ある物事に対して心に生じた、まとまりのある感じや考え。所感。 この場合はラジオドラマの完成品を見た名前の口から出てきた心からの言葉。 「……色々ときつい」 |